毎年ハロウィンの日になると現れる怪人で、仮装してお菓子をねだる子供たちに毒や薬、刃物入りのお菓子を渡すのだという。
この怪人の原型になったのは1940年代のお菓子をねだる子どもたちにフライパンで熱した10セントの硬貨を与える人間の噂だという。
1960年代末から1970年代にかけては毒物や薬物、刃物などを混入させたハロウィンのサディストの噂が記事になっていた。そのためか1980年代には社会的なパニックにまで発展している。
実際、1974年にはハロウィンの日にシアン化合物を入れたキャンディを実の息子に食べさせ殺害した父親の事件が発生している。
父親はキャンディは他の家庭から貰ったものだと主張。父親は息子に多額の生命保険をかけていることが発覚し父親は逮捕された。さらに父親は娘まで殺害しようとしていたことが警察の調べで判明した。これは憶測に過ぎないがこの事件もハロウィンのサディストへの恐怖を加速させたのだろう。
また、ジョン・カーペンターの映画「ハロウィン」などハロウィンを舞台としたホラー映画がハロウィンの近くになると真夜中に放送されていたことがハロウィンのサディストへの恐怖を煽った可能性も示唆されている。
自分がイメージするハロウィンのサディストを描きました。
参考文献 ウェブサイト
朝里樹「世界現代怪異事典」
都市伝説まとめ
http://totosh.blog.fc2.com/blog-entry-416.html
2021-10-21 10:18:50 +0000