白亜紀後期のウィンクル層には、世界最大クラスの陸上生物のアルゼンチノサウルスが闊歩していた。しかしそんなアルゼンチノサウルスでも、流石に歳や病気にはかなわない。こうして死んだアルゼンチノサウルスには沢山の肉食恐竜が群がってくる。身体が巨大なので、一頭の身体で周辺の生態系を何日も養える量の肉があるからだ。
最初にやってきたのはスコルピオヴェナトルと言うアベリサウルス科の恐竜だ。柔らかい部分をつついて食べ始めた。周辺にはチャオヤンゴプテルス科の翼竜がギャーギャー騒ぎながら飛び交ってる。
指が二本のメガラプトル科のグアリチョも後からやってきて、爪で分厚い皮膚を破って食べている。すると大きな威嚇音が響いた!やってきたのはこの地域最大最強の肉食恐竜のマプサウルスだ!マプサウルスはスコルピオヴェナトルが食べていたいい部分を横取りして、顔を突っ込んで内臓を引きずり出した…
こうやって、巨獣は骨だけにされていくのである
2021-10-20 12:00:09 +0000