ユーリウス指揮官による活躍で担当しているS25地区のファッション会社からモデルの依頼があった。
ユーリウス指揮官は、地元との交流の一歩としていいだろうと思い、その依頼を受け『パイオニア部隊』を連れて撮影現場にやって来た。が、今にでも降りそうな雨雲が広がっており、撮影は困難と思われながらロケバス内で待機していた。
ユーリウス指揮官「...」
カメラマン「この空だと撮影は無理ですかね?」
クライアント「そうだなぁ...これは、戻ってスタジオで撮影するか」
カメラマン「撮影する場所としてはいい所なんだけどなぁ...」
トンプソン「スタッフたちが話しているがここでの撮影は厳しいだろうな」
ガリル「せやなぁ~あの雲どうみてもこれから一雨振りそうやんなぇ」
FG42「スタジオでも撮影ができるらしいので問題はないと考えます」
グリズリー「そう?立地としてはとてもいい場所じゃない。できるんだったらここでやりたいわね」
モシンナガン「私はどちらでも構わないけどねぇ」
92式「...指揮官さん?」
ユーリウス指揮官「ん?どうかしたのかな92式」
92式「いえ、指揮官さんがずっと空を見ていたので...」
ユーリウス指揮官「いやぁ...中止になるのは勿体ないなぁってね」
ユーリウス指揮官「...よし!」
ロケバスの扉を開けるユーリウス。
クライアント「ユーリウスさん、どうしたのですか?」
ユーリウス指揮官「ちょっとあたりを散歩してきます」
クライアント「はぁ...構いませんが、後15分もしたらここから撤退するので、それまでには戻ってきてください」
ユーリウス指揮官「はいはい。分かりましたよ~」
ダンッと扉を閉める。
トンプソン「ボス何かしでかしそうだな」
92式「流石に指揮官さんでもこの天候は...」
ガリル「そうそう。指揮官でもこれは無理やって」
モシンナガン「どうかしらぁ、同志なら難なくやりそうだけど~」
そんなことを話していると、空に向かって一筋の光が上がっていくのをグリズリーが目撃した。
グリズリー「何かなあれは」
FG42「...何かが打ち上げれてますね」
スタッフたちは、スタジオでどうするか念密にスケジュール確認していたため外は気にしていなかった。
人形たちが外を見ていると・・・
ーブワッー
曇っていた空が一斉に消え去り青空が一面に広がった。
一気に明るくなった異変に気が付いたスタッフたちも窓に目をやると不自然な現象を目の前にして困惑していた。
クライアント「いったい何が...」
カメラマン「さっきまで雨が降り出しそうな空だったのに」
クライアント「運はこちらにあるようだ。早く撮影にはいるぞ」
スタッフたち「は、はい!」
いそいそと機材を準備して外へ出るスタッフたち
クライアント「人形の皆さんもお願いします」
そういって外に出るクライアント。外に出たトンプソン達は、前からこちらに歩いてくる指揮官を発見した。
部隊の人形たち「...」ジィー 指揮官を見る
ユーリウス指揮官「...」
自然な目逸らしをするも、兜の上にいるフクロウ『ミネーヴァ』が兜をツンツンと突いている。
まるで、”コイツがやりました”と言っているようだ。
それを見ていた人形たち。あぁやっぱりかと思ったが、撮影環境が整ったためやるしかないのでスタッフたちが集まっている場所へと向かうのであった。
夏イラストを描こうと思い立ってスンゴイ時間がかかってない??(モチベーションと体調の不調諸々)
でも、諦めずにやったのでヨシ!!
2021-10-17 03:01:49 +0000