「信越本線の横川~軽井沢間の機関車は、どうする?」
2000年代後半のある日に、JR東日本のお偉いさんたちの間で持ち上がった話題。
「現場で使用中のEF63は重連使用なうえに、経年劣化が著しい。いち早く当該形式の置き換えを実行する必要がある。」
重連使用は機関車保有数が増えて、保守管理のコストが高くつく。また、当該区間専用の機関車では汎用性が低く、こちらも運用上の不都合が生じる。おまけに当該区間だけでなく上越線や中央本線で使用されていたEF64の老朽化も問題化してきていた。
なら、
「信越本線横川~軽井沢間の補機機能だけでなく、信越本線全線、さらには上越線や中央本線といった山岳路線でも使用可能な形式を新製する。」ことが望ましいという結論に至った。
そしてJR東日本はJR貨物で運用されていたEH200を元に、横軽区間用保安装置などを搭載したEH200-500を開発した。H級電機にしたことにより、補機運用は従来の重連運用から単機運用に変わり運用線区での牽引列車は定格速度向上などの目覚ましい発展に寄与した。
現在は、山を越える列車たちの新たな顔として信越本線、上越線、中央線で活躍中。
※上記の内容は架空のものです。
2021-10-16 02:06:04 +0000