■ 『これはとるにたらない、一つの小さなお話です。 あるとき、だいすきなうみべが、戦場になりました。 うつくしかったはまべは踏み荒らされ、たくさんの足跡がつき、たくさんのひとたちが怒ったり、泣いたりしていました。 きらきらひかるうみが、だいすきなシオアンコーは、とても悲しいのでした。 ころころところがるうちにうみへとながされ、ぽろぽろなみだをこぼして泣いていると、ひとりのかいぞくが、きまぐれでシオアンコーをたすけたのでした。 かいぞくのうでの中で、ふとかおをあげると、灯台からとてもやさしい光が見えました。 それは、この世界の祈りでした。 ひとびとの、やさしい、やさしい願いでした。 『 祈りませんか、海賊さん 』 シオアンコーがなみだをころりとこぼして言いました。 すると、海賊は…――― 』 ■こちら【illust/9216967】の作戦が素敵だったので、シオアンコーちゃんの力を借りて、滑り込みで便乗させて頂きました。 ■お借りしました!そのトゲトゲフォルムと海辺でよく流されてる設定が愛しいシオアンコー【illust/8508675】
2010-03-13 14:12:32 +0000