※死ネタです。注意。
もし神様がいるのなら、あの子を返して下さい。
“また後で。鏡の間で会おう”
そう視線を交わしたのは、どれくらい前だったか。
傷だらけになりながらも、必死に辿り着いた約束の場所。
彼は薄暗いホールの中、自分の足元に何かが横たわっていることに気が付く。
もう見慣れた学園の制服。左腕に寮の腕章がない───ただ一人の───生徒。その子は、マジカルペンも持っていなかった。
固く閉ざされた目は、安らぎの表情を作っている。
──もう、僅かな温もりも残っていなかった。
温度の無い空間。
まるで世界に1人、捨てられた感覚。
深い喪失、そして慟哭。
彼が進むその先は、
希望か、絶望か。
今回は監督生が死亡してます。苦手な方は、今すぐ逃げて!。。。。゛(ノ‥)ノ
1週間越しの(自己満足100%の)伏線?回収です。
この文章は、書き手の妄想オンパレードです。解釈不一致は自己責任でお願いします。
2021-10-10 13:58:51 +0000