駆虫薬「イベルメクチン」のファーガル

ゆくし医
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【キャラ解説】
 彼女は今から数十年前、静岡県の土壌である日本人医学者により発見された、、、彼女の持つ「武器」は一見すると散弾銃だが「寄生虫の神経細胞の活動を止め、麻痺させて殺傷する」という特殊な弾丸を放つものであった。
 一方、南米やアフリカでは「オンコセルカ症」という、寄生虫が人々の視力を奪う恐ろしい病が流行していた。この病に立ち向かえると期待された彼女は、日本を離れて遠く、熱帯の戦場に向かうのだった。
 彼女の戦果は絶大であった。寄生虫を見つけるや否や散弾を放ち、無数の寄生虫を電撃により屠って人々を守った。人々は現地の言葉で彼女を「緑の雷霆」と呼び、その医薬品を無償提供した製薬会社とともに英雄として称えた。
 2002年、「緑の雷霆」は久々に日本に戻ってきた。病院や高齢者施設で猛威を振るう皮膚疾患の元になる「ダニ」を駆逐するために……

【医薬品解説】
 イベルメクチンは、大野智博士により静岡県の土壌から発見され、2002年に日本国内で「疥癬」「糞線虫症」の治療薬として販売された駆虫薬(寄生虫を殺す薬)です。ヒトの他、畜産動物の駆虫剤としても使用されています。大野智博士はこの功績により、ノーベル医学生理学賞を受賞しています。
 1980年代、アフリカで猛威を奮っていた寄生虫疾患「オンコセルカ症」に対し、この医薬品が無償で提供されました。その効果は絶大であり、イベルメクチンは「3億人を救う薬」と謳われるようになりました。

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2021-10-06 09:40:58 +0000