デルストリア星間連邦所属 デルルキャリー級2連装航宙母艦
ーー概要ーー
大型エンジン2基、補助エンジン6基を搭載し、自衛用の火器も搭載している。単艦での戦闘も可能となっている。
2連装飛行甲板に4つのカタパルトを搭載した、2連装航宙母艦であり、艦載機《FSD-20 セスデルル》を約70機搭載している。
艦隊による砲撃戦を主軸として戦うデルストリア星間連邦では初の本格的な大型な空母であり、空母機動部隊である。
2つの飛行甲板は、一斉に発艦、または片方を発艦、着艦と分ける運用も可能であり、左右で独立して指揮が取れるよう設計されている。旧型の空母と艦隊を組むことが多い。
デルス歴2590年 ポール星攻略作戦に参戦したデルルデストー級航宙駆逐艦の活躍により、
連邦議会から、軍備拡張の認可が下り中長期艦隊新制化計画《デルル戦闘艦隊群計画》が発令される。
まだ、退役年数に余裕がある巡洋艦、戦艦は後に回され、兼ねてより空母機動部隊の復活案が出ており、新型空母の建設が第1弾として挙がった。
形状としては、宇宙空間での任務を主とする予定な為、前期型の逆△の形状と、上下飛行甲板の2案が上がった。
だが、ここ数年の作戦では、大気圏内や高重力下での作戦も増えており、前期型の空母では1か所しか飛行が使用できないとう問題が発生した。上下飛行甲板も同じく、どちらか一部しか使用できないとの判断になり、上部飛行甲板のみとして計画が再スタートする。
大気圏内、高重力下などの作戦宙域における環境を踏まえ、飛行甲板は長いものが良いと判断され、敵からの攻撃により飛行甲板の損傷を鑑み、飛行甲板の両方をガードする形状の船体設計となった。
飛行甲板が損傷した際でも補うことが出来るようにと、二つの船を横に並べた形となった。
初参戦の時の戦果はよく、本格的な空母機動部隊の設立を明確とした。
だが、運用後当初予定していたコストより、大幅に増えるという事態が発生。
今までの空母型とは違い、独立した艦橋の多さ、艦底部の主砲などのメンテナンスが複雑化。
その為、建造数は10隻程度にとどまった。
だが、空母機動部隊戦果上々であり、のち艦艇の空母改装案も上がっているという。
ーー経歴ーー
デルス歴2588年 新型空母設計開始
デルス歴2590年 新型空母建設開始
デルス歴2593年 進宙式 1番艦のお披露目
デルス歴2594年 試験航海
デルス歴2598年 2番艦~6番艦まで建造
デルス歴2597年 旧型空母と混同した空母機動部隊設立
2021-09-02 06:40:30 +0000