こちらの素敵な企画に参加させていただきます。
愛しい花の食べ方【illust/90826827】*R-15
「その欲を私にちょうだい」
「だって、私を食べたいって言うその眼は」
「とっても情けなくて、愛おしくて」
「愛に溢れてるわ」
🌸メア・ポインセチア
花蜜/23歳/162cm
一人称/私 二人称/あなた 名前+さん付け
昼間はカフェ、夜はバーなお店で働く花蜜。
明るい接客とあけすけな言動、時折歌うその声が人気。
コーヒー、お酒、甘いものが好き。よく食べる。よく飲む。負けん。
休みの日はカフェ巡りしたり散歩したりしている。出歩くのが好き。
花食に対する対応も他の人と変わらず。
花食を怖いという花蜜はちょっと分からないが、それもなんだか可愛いと思う。
🌸素敵なご縁をいただきました…!(8/27)
やっと見つけたの
その欲を
ねえ、だから
────我慢なんて、しないで?
ノリス・ホワイトさん【illust/92274184】
兄が私を食べ損なった日を、
今でも時々夢に見る。
お休みの日は外をぶらぶらするのが常。
いつものお店を見て、美味しいものを食べて、誰かに会って。
そうして「誰か」に会うことを望んでいる。
「こんな所に図書館なんてあったかしら…」
街はずれの小さな図書館。
そこにいたのは一人の男の子。司書をやっているんですって。
ふらりと本を見れば、他の本屋では見たことがないような本がいくつもあった。
これは何かしら、と聞けば真摯にこたえてくれる。
あら、とってもやさしい「人」なのね。
〇●〇●〇●〇●〇●〇●
「ふふ。また来ちゃったわ!」
それから時々、そこへ通うようになった。
外を出歩くのが好きだけれど、私、本も嫌いじゃないわ。
それから少しだけね、彼の親切そうな笑顔が気になるの。
どうしてかしら。けれど、どこかで見た気がするの。
ある日。
図書館を訪ねたらノリスの姿が見えなくて。
珍しいこともあるのね、と適当に探していたら、見てしまったの。
花びらの入ったボトルに、必死に手を伸ばす彼を。
彼のその顔は。瞳は。
あの時の兄と、同じ。
花蜜を食べたいっていう、目だわ。
だって知らなかったのよ。
「私たち」に「彼ら」を見分けることはできないもの。
だから。ああ、 …ああ。
「ノリス。あなた、【花食】なのね?」
私にとっての「誰か」。
それはあなたという形をしていたわ。
〇●〇●〇●〇●〇●〇●
「どうして?私が望んでいるのよ」
「あなたの欲が欲しいの」
どうして食べてくれないのかしら。
守る必要のないものなのに。私が他の花食といたら、その手を伸ばしたのに。
…ボトルを取り上げたらいいのかしら。花がなくなれば?私のにおいで、あなたをいっぱいにしたら?
ねえ、ノリス。
「 わたしをあいして 」
「 そうして わたしを たべてちょうだい 」
もしも私がおかしいと言うなら、あなたもおかしくなってちょうだい。
間違いだと言うなら、間違えてよ。
二人でなら、それは正解にしかなりえないもの。
そうして、それが私にとっての、────愛だわ。
…キャプション随時編集中…
🌸交流について
pixivと外部、どちらも可能です。
あれこれ話すのが好きなのでお話できるとうれしいです。
ピクシブ内交流は筆があまり速い方ではないので、ゆっくりペースになってしまうかと…思われます。
どちらにせよ末永くお付き合いいただけたらな~…と!
何か問題等ありましたらメッセージ頂けますと幸いです。
皆様に素敵なご縁がありますように。
2021-08-21 15:45:46 +0000