平成後期、JR九州では寝台特急に使われる機関車の老朽化が問題となっており、速急な置き換えを求められていた。また、下関と門司で2回も機関車交換をするのは列車の速達性を下げる障壁になるとの指摘も出ていたため、下関から関門海峡を通過し九州内の終点駅まで走れる機関車を製造する必要性に迫られた。
そこで登場したのが、EF510ー700番台である。基本設計はJR貨物のEF510に準じているが、車体には特殊な防腐処理が施されたステンレス鋼を使用しており、耐塩耐湿加工がなされているため、海峡線内の特殊な条件でも走れるようになっている。
令和3年8月現在、九州内のブルートレイン運用はほとんどがこのEF510-700になっている。
ちなみに全車大分車両所所属。
2021-08-17 04:47:35 +0000