□愛しい花の食べ方【illust/90826827】へ参加させていただきます。
□PROFILE
名前:ネイシャ
性別:男
年齢:24
身長:179㎝
※2枚目に大体書きました。
「ボクはネイシャ、よろしく。アナタは?」
❄素敵なご縁をいただきました。
ルシィさん【illust/91973235】
❄❄❄❄❄
きっかけは、本当に些細なことだった。
触れた指先の温度など全く覚えていない。
ボクの手は、震えていなかっただろうか。
「ここのご飯は美味しくて、安心するんです」
花食であるボクにも、ちゃんと"普通の食事"を楽しむ感覚は残されていたらしい。
”花”を美しいと愛でる心も、壊れてはいないようで安心する。
本当に良かった、と思う。
同時に膨れ上がる気持ちに気づかないフリをする。
必要ないといくら嘯いてみても、本能がそれを許すことは、きっとこの先もないというのに。
・・・─────”花”が、食べたい。
いつか更新される感覚を待ちわびて、今日も美味しいを繰り返し、祈る。
花蜜達の美しい未来に落ちる影が、一つでも減りますように。
ボクは今、ちゃんと笑えているだろうか。
「こんにちはルシィさん、お待ちしておりました。」
❄❄❄❄❄
気晴らしになるのなら、と教え始めた刺繍も、貴女の手から紡がれるだけでボクとは全く違う世界を見せる。
色の無い生地の上に、貴女のように美しい花が形作られていく。
そんな貴女が、きっとこの先も知らない事がある。
出来たと笑う笑顔が、貴女が思うよりきっと少し幼いことを。
隣に座る貴女の横顔を見るたびに、ボクの心臓がすこし跳ねていることを。
貴女の指先に膨らむ血が、ボクの影を一層濃く、暗くする感覚にめまいがする。
「…大丈夫ですか、すぐ消毒液出しますね」
「今日は、ここまでにしましょう」
貴女に暗い影を落とす”なにか”に触れたボクは、正しく笑えているだろうか。
❄❄❄❄❄
外で食事をしたあと、必ず訪れる”満たされない空腹”に嫌気が差す。
アトリエに戻り、湧き上がる吐き気を押し殺すように花を食む。
こみあげる恐怖が、涙に変わり溢れてくる。
永遠に満たされることなどない、そう認めるたびに闇の方へ背中を押される心地がする。
貴女の悲しみに触れた時、浅ましいボクは救われたとさえ思ってしまった。
寄り添うことを許されたと、そう、貴女への感情が育つことを許してしまった。
痛みにも似た感情に、涙が雨のように降り注いでは貴女という光を目指す。
ボクは貴女の、ルシィさんの未来に、在りたいと願ってしまった。
貴女を想うことを、貴女の隣にいることを、許されるはずなど無かったのに。
「食事は美味しいと思えていたけど、それだけじゃ足りなかったんです、本当は」
「こんなにも花食であることを悔やむ日がくるなんて思っていなかった」
「あなたに触れたい、貴女の傍にいたい、貴女の一番近くで生きていきたい」
「ルシィさん、好きです。ボクの、最初で最後の人になってくれませんか」
この恋に名前があるのなら、きっと貴女と同じ名前で呼ぶのだろう。
❄❄❄❄❄□申請について
お相手に関してこだわりは特にございません。
相性が良い方とご縁を結べたら嬉しく思います。
□交流に関して
ツイッターにてゆるゆるさせていただけたらと思います。
□その他
何か問題がございましたら、ご連絡いただけますとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
2021-08-15 12:14:54 +0000