「いいでしょう?とっても美味しい条件だと思いますよ」
愛しい花の食べ方【illust/90826827】
◇malum(マールム)
女/18歳/165㎝/花蜜
身につけている花はオキザリス。
一人称:あたし 二人称:あなた、きみ
「ねえ、あなた。うん、そこのあなたです。ねえ、聞こえてる?」
「待ってください。ね?ね?聞いてくれなくても勝手に話すので、あなたが困るだけですよ」
花蜜の少女。
花を育てる金も学もないため、育てるのが下手で枯らしてしまいがち。
孤児の生まれでずる賢く、今を生きるのに必死で、生きるためなら何でもする。
数年前、規律に縛られる生活に嫌気が差し孤児院を脱走した。
人懐こく見せるが、その方が都合がいいからで本当は誰も信じていない。
「今」が一番重要で、気分屋であり後先考えず楽観視しすぎる所があるため
「死にたくない」という割には生き急いでいるようにも見える。
花食へ契約をもちかけ、自身の血と引き換えに日々の保証をねだる。
特に血肉は必要ないと言われたら「遠慮しなくていいんですよ」
「お願いです。あなただけが頼りなので」とまとわりつき、あの手この手で契約を迫る。
花食への知識が歪んでいて、花はあくまで代替品で、日常的に血肉が必要な人種と認識している。
恐怖心はなく「あなた達も大変ですね」と同情気味。
契約を結んだ者にはある程度の誠意は見せるが、立場が悪くなれば途端に騙すし裏切る。
「切羽詰まってなきゃ、こんなこと持ちかけたりしないですよ」
「どうしようかな?どうしよう?断られたら、あなたのこと襲わなきゃならなくなります。
…金目の物置いていけ、って言うんですよね?こういうとき」
「あなただから、お願いしたいんです。もちろん、あなただけに。まぁ、誰でもいいんですけど」
「あは。どっちだと思います?」
8/21♥︎素敵なご縁を頂きました!
見返りも何もいらないの エーリクさん【illust/92008654】
(呼び方:お兄さん→エーリク)
誰でも良かったんです。
次にここを通る人にしよう、なんてくらいの。
そうして、あたしはあなたに目をつけた。本当、ただそれだけだったのです。
「お兄さん。ねぇ、待ってください」
「お兄さん、花食さんですよね?花蜜の血、いりませんか?」
あたしと契約を結びませんか。なんて誘いは早速断られてしまった。これは予想外、とっても頑なです。
じゃあいいや、なんて逃げようとしたら飯屋に連れて行かれました。これもまた、予想外です。
「こんなことして、お兄さん。あたし何でも利用してしまうんです。それを知ってのこと?」
「…あとで…もぐ…返せって言ってもダメですよ…あたし何も……モグ…持ってない…ですからね(料理を食べながら)」
「…なんでそんな顔してるんですか?」
人が食べている姿を見て笑うなんて、変なお兄さん。
「エーリクって名前なんですね。…エーリク、エーリク…。ふうん…いや、呼んでみただけです」
名前を覚えるつもりは、本当は無かったんですけど、でも…。ううん。何でもないんです。
エーリクの善意を利用しようと思った、そういうことにしておいてください。
「え?さっきのは道を聞かれてただけ…あっはは、エーリクが怒ってる!あはは…うん、気をつけますよ。もちろんです」
「大丈夫です、あたしは逃げ足だけは早いんですよ。…そういう問題じゃない?そっかあ」
「えい!…こんな感じ?ええっ…これでも全力なのに」
…あなたは何でも教えてくれる。
(随時追加していきます)
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交流タグはつけていませんがモブ背景等使って頂いて構いません。既知関係もご自由にどうぞ!
どうぞよろしくお願いいたします。キャプション随時編集
「信用していいですよ。もちろん、とっても、とても、いい子なんですよ?」
「騙される方が悪いなんて言いません。だって、悪いのはあたしなので。あは、悪い子だったでしょう、残念でしたね?」
2021-08-13 19:03:20 +0000