格納庫 工場

MOTOSHI(アンドロメダ)

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「2326年、迎撃態勢を強化する必要性に迫られたテラフリート司令部は起動歩兵「ガズ」の改良を進めていた。火星の主要都市オポチュニティで2270年代より対テロ作戦に運用されていたガズに装甲と武装を強化した完全対ゼノ型の戦闘用重機として再開発したのである。その結果26式ガズ(GAZ-26A)はマーコス社の新型ドライブとLiL製の新型軽量装甲により高い機動性と攻撃力を兼ね備えた防衛兵器として生まれ変わった。

また対ゼノ徹甲弾の研究の結果、敵の上陸部隊の装甲に見られる特有の成分(H2Z3、C76など)はある種の反応装甲の役割を果たしており、これを無効化するための複合素材を弾頭部に採用した。これには専用の新しい銃器が必要となりこの弾頭を装填することができる、回転型レールキャノンが早急に配備された。

戦艦ガレオスの格納庫では実弾演習を前にブリーフィングが行われていたが、イシュタール事件に端を発したフォーゲル条約の自動兵器の使用制限によりパイロットは依然として不足していた。志願条件を緩和したことから人員は補充されつつあったが実戦経験はおろか、訓練時間も圧倒的に不足しており彼らが兵士として機能するかは未知数であった。」

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2021-06-26 09:09:39 +0000