ひまわり娘

昭和歌謡シリーズです…と言いつつ思い出されるのは、太陽神を愛するクリュティエの神話だったりします。あれも異説が乱れ飛んでる話で、純情娘クリュティエの片恋ストーリーから、太陽のヘリオス神をめぐる二人の女のドロドロ三角関係ドラマまでさまざまです。クリュティエと恋敵レウコトエが姉妹で王女なんてのもありますが、俺の「ひまわり」というとやっぱり死ぬほど単純明快な熱愛ストーリーとして脳内上映されるんですね。「涙なんか知らない、いつでも微笑みを♪」そういうひまわり娘は彼氏の浮気癖にどう対応するのかしら。往年の名画「ひまわり」みたいに悲恋に終わりそうで、幸せになれない不憫な「ひまわり娘」は、この絵では彼が可愛い恋人といちゃつくのに耐えて涙ぐみつつ、それでも彼のことを思っています。