◇企画元:WonderWorldFestival! (illust/88594993)参加させていただきます。
◇熱狂聖闘都市テスタメント・シティ
特色:カードゲームバトル
《ナレーション》
説明しよう!
ここ、テスタメント・シティではすべての争いを
カードゲーム【テスタメント・ジャッジ】による【聖闘-ジャッジメント-】で行うぞ!
◇博覧会代表:【レッド・オブ・レッド】ノエル=アカツキ
17歳/172cm/男性/『キング・オブ・ジャッジメント(KOJ)』学生部門優勝者
詳細はシート内をご覧ください。
◇所属について
国民全員が聖闘者-ウォリアーズ-になります。もし作ってみたい方がいましたらお気軽にどうぞ。
好きにキャラ(二つ名があると嬉しいです)と相棒-フレンズ-を創作していただければ。
代表は大会優勝者なので、代表より強いという設定は不可です。
◇盟約を結んで頂きました!
空中歓楽都市サテラ・カリーナエ/オーリス・レイン・カリーナエさん(illust/90346108)
初めて降り立ったこの街で、確かに本物の"王"に出会った。たくさんの人に囲まれて笑っている。背が高くて、聞いていた通り見た目は若くて、この国のいくつもの伝承に登場する人。これが加護を受けたという、祝福された存在――。
「……あなたがこの街の"王-キング-"」
「すごいなあ~、ここで【テスタメント・ジャッジ】が流通したらすごいことになるだろうなあ。あっそれは、俺たちがやってるカードゲームなんです。できますよ!おじいちゃんでも!ルールはそんなにややこしくないですから……あっお兄さんのほうがよかったですか」
「個人差がある、ってなんか適当じゃないですか?それみんな言ってますね。でも俺は気に入りました、この街」
知らないことや忘れていたことがたくさんあって、わくわくしたし、この"王"の隣にいることが楽しいと思った。
博覧会代表として仕事をしたノエルの報告により、テスタメント・キングス社はサテラ・カリーナエの巨大なマーケットに目をつけた。そして数年後、テスタメント・キングスの支社と【テスタメント・ジャッジ】がここに進出し、さらなる大きな流行を呼んだ。そのうち任期も終わり、ノエルの仕事は終わったのだが――個人的な理由でまた、この国に足繁く通うのだった。
「……ねえ聞いてますか?俺、テスタメント・キングスに内定貰ってるんですよ。だから支社に勤められたらここにいられると……思って……あんまりうれしそうじゃないですね」
長く言葉を交わすうちに気付いたことがある。この人は誰かを懐に入れることを嫌がっているし、人懐っこいようでいて、実際他人にはどこか距離を置いて接している。けれど、それに気付く前に興味を持ってしまったので、もう関係がなくて……そこをつついたらどうなるかと気になったのだ。それから――この人の本気が見てみたい。
「俺、オーリスさんが大事なものを増やしたくないことには気付いてます。だけど……そうなりたいって思っちゃいました」
「だったら」
さて、何かを手に入れるためにはどうすればいいか。その方法は知っているし、ずっと前からそうしてきた。
「――俺とジャッジメント、してください」
「俺が勝ったら、オーリスさんと同じ加護を俺にもください。負けたらオーリスさんのことを忘れます。――できるできないじゃなくて、やるんですよ!できますよね?俺のことがかわいいなら言うこと聞けますよね?」
(こんな強い言葉使ったの初めてだけどちょっと気持ちいいな)
(割と押したら折れてくれるよな……)
かつての戦士は戦い方を知っていた。その勝負は実力的に結果が分かりきっていたものかと思われたがほぼ互角の展開となり――ノエルはいつかの決勝と同じくらい、熱くて楽しいと思った。
◆
「俺、これで他の人に置いていかれる側になっちゃったんですね。親も友達も……後悔はありません。オーリスさんの気持ちが分かるってことだから」
「オーリスさんは適当で面倒くさがりでたまに最低だけど、俺がいるなら一生大丈夫ですからね」
青く姿を変えたノエルは以降こう名乗った。――【コントラクト・ブルー】
2021-06-08 10:42:11 +0000