皐月と雨月が会うシーンです!!まりもちゃん見てるゥー!!?(((
内容(小説)を下に書きますが興味ない人は飛ばして下さい!
ちなみに文自体はさっき書いたので推敲してませんᕕ( ᐛ )ᕗ
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「冷たっ」
怨霊の気配を追うのに集中していた私は、頬に冷たいものが当たり漸く気がつく。雨が降り出していた。
この時期、きっと「五月雨」というやつだ。
傘を持っていなかった為、咄嗟に近くの茶屋の軒下に駆け込む。随分髪が濡れてしまった…
この茶屋で傘が売っているとは思えないし、近くに任務に来ている陰陽師に迎えに来てもらおうか。
そんなことを考えていると、既に横に男性が立っていたことに気づいた。外の方を向いていて顔は見えないが、きっと私と同じように傘を持っておらず入ったのだろう。落ち着いた色味の着物は、黒く濡れていた。
私の視線を感じたのか男性はこちらを振り向く。不審に思われてはたまらない…慌てて視線を戻そうとする私を引き止めたのは、その声だった。
「君は」
私が助けた稲荷神社の子ではないか。忘れることなどない、この10年間ずっと気にし続けていたのだから。
これは驚いた。その子は陰陽師の装束を纏っているのだ。
多くの仲間たちが、両親のことを救えなかった私を恨んで忍になったものだと思った。無論のこと私もだ。
そうか…私が救った命は健気に生き続け、人々を救うほど強かな娘へと育ったのか。
私のことなど覚えていないだろうが、自分の半身と陰陽師人生をかけて守った子なのだからこんなに嬉しいことは──────
そこまで考えて私は、「君は」とだけ話し少女を固まらせてしまっていることに気付いた。
「あぁ、ごめんね…何でもな」
「私を救って下さった陰陽師様、ですよね?」
確信を持ってそう告げた。
その凛とした声は、纏う雰囲気の暖かみは、意識の朦朧とした私の心にも強く刻まれるものだったから。
男性は一瞬驚いた表情を見せ、覚えていたのかい、と小声でこぼしたあと笑った。
私たちは随分と話し込んだ。あの日起こったこと、それからの生活のこと。
私を救った代わりに右半身が不自由になり、陰陽師も辞めざるを得なかったという話を聞いた時は申し訳なさと悲しさと、あまりの優しさに柄にも無く泣いてしまった。
ふと当たりが明るくなり、2人して外を見た。
「雨は上がったようだね」
その男性───東雲 雨月さんは言う。
「じゃあまた。任務、頑張ってね」
「はい、お元気で!」
見上げた空は、青々とした五月晴れだった。
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ヒーいい話だね(泣)((((殴
皐月+雨月で五月雨っていう…雨月の名前決めるときに思いつきました
☆ずっと描きたかったから満足☆
気づいてた人いたら国民栄誉賞あげます()
なんでこれを今日投稿したかと言うと、今日が琴葉皐月ちゃんの誕生日だからです!!!おめでとう🥳🥳🥳(?)
雑だけど背景練習にもなりました( ᐛ )و
五月雨の空色って多分もっと明るいのに暗くしすぎた…ピェ
2021-05-05 12:23:48 +0000