「まっしろだねー。おともしないよ?」 さっきまでゴーゴー言ってたのに、と少女が声をこぼす。吐く息が白い。 先に行けと促され踏み込んだ場所は、青と白しか色がなく静寂が広がっていた。 「ここが…ヘヴン山頂ですか…」 見渡していると、少女が突然駆け出し白い地面にダイブした。 「すごい!ふかふか!いたくないよ!?」 「雪ですからねぇ。柔らかいですが、冷えますよ」 そう言いつつ、はしゃぎ気味の少女の顔についた雪を払う。少女は何かを閃いたようにこちらを見た。 「うさぎさんつくろ!」 首を傾げていると 「つきにはね、うさぎさんがいるんだって」 そう言いながら、小さい手で小さい雪山を作って丸い実と細長い葉をつけた。 実や葉は今までに少女が拾ってきたものだ、見覚えがある。 完成した作品にはなぜかツノが生えているものもあるが、なるほど。 「…うさぎですね」 「これはアインおにいちゃん。これはわたしでね…」 少女の話を聞いているとふと、遠くの方に何かが見えた。 「…建物、のようですね」 どうやら人工物だ。 願いと「ささ」についての話です。 少しの方もいますがお借りしました! アインさん(illust/87937380) スス(ミミシロちゃん)(illust/87771597) デクニン(illust/88125356) ルジさん(illust/87721164) ありがとうございます。 お子さんの行動を制限するものではありませんので、ご都合の悪い所はスルーをしていただけると嬉しいです。 粗相などありましたら、お手数ですがご連絡をお願いします。 以前のお話でこれを聞くかは決めていないとおっしゃっていたのですが、こちらの都合で勝手ですが語らせていただきました。 都合が悪ければなかった事にして頂いて構いません。 それ以外だと願いも特にないので、山頂で雪うさぎ量産してると思います…。 アインさん達のおかげでライフ二つ残し、山頂まで登り切りました!ありがとうございます!!山頂までワクワクの山登りでした! ライフ:★★ ささ(illust/87740243) もう少しだけ補足を。アインさんが魔動人形だと知っているのは大元だけなので「ささ」は知りません。 アインさんと一緒にヘヴンを登ったのは「彼女」ただ一人だけです。
2021-04-26 13:55:27 +0000