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めかずき旅が始まってから毎夜俺の寂しさを消し去ってくれたシーディアン殿、肉体無き頃、鎧の中に潜り込む彼は毎日俺の話し相手になってくれた。 殿が姿を見せ始めても、ヌーヌーという鳴き声で毎日毎日俺に付き合ってくれた、彼の本質は植物であり、種である事は知っていたし、いつか開花した彼の雄姿を見たいとも思っていた、それがこのような形で現実になるとは…未開の秘境の頂から神々の世界、天界へと伸びる彼の姿は雄々しくも美しい、正に神秘の光景そのものだった。俺の手のひらに、懐に収まっていた彼に今度は俺が身を任せる事になる、これほど嬉しい事はない、ありがとうシーディアン殿、貴方と共に旅が出来たことを生涯の誇りに思います。この旅が終わっても、貴方という存在を俺はいつまでも語り続けよう、小さくも力強く、最後まで俺を助けてくれた仲間の事を。
オニキスの日記より抜粋
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共に冒険をした仲間のシーディアンさんが立派に開花しました！【illust/89137418】
受肉した事により感情が表に出易くなったオニキス
仲間であるシーディアンさんの開花を誇らしくもあり、寂しくもありで
感謝と感動と寂しい感情が一気に吹き出ました…
まだまだこの先があるけれど
今だけは、彼の為に泣きたい聖騎士なのでした。
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お借りしました
堕天使ハーレーさん【illust/87855563】
獣人ロッタさん【illust/87732177】
名も無きシーディアン【illust/88087359】
大泣きのオニキス【illust/87725972】
2021-04-23 17:25:33 +0000