鬼一法眼と夜桜

どこからか降る花びらに桜を思う
花見の宴はできないけど、
花は今年も咲き、それを味わうこころはある

鬼一師匠は花冷えがする宵には
布団代わりの袿を引っ掛けて
冷たいけど生暖かい風
青みの少し緩んだ月明かり

白と二藍の大人向け桜襲を
平安当時の薄い絹地で雲柄の地紋だけで

檜扇は男物です

場所は鞍馬じゃなく
弊ノウム・カルデア(捏造のなんちゃって寝殿造)