桐真ユタYUBI【illust/87999821】
素敵な企画様に参加させていただきます。
❁メヌエット
16歳/152cm/親指姫
"盗賊に攫われて"ガーデンに売られてきた名ある商家の娘。
その割には楽観的でポジティブ、笑顔を絶やさない。
生きているだけいいものとして、ガーデンでの生活を楽しんでいる。
最初で最後の学習の場、といろんなものに興味を示している。そのせいで知識が偏っている。
自然治癒力が高く、どんな傷でも綺麗に治る体質。
実際には家族に売られてきた娘。
そのことに対しての悲しみはなく、「しょうがないね」と思っている。
きっと自分の体質から考えて、両親のように暴力をふるう人が自分を買うのだろうと考えている。
歌は好きかもしれないが、音の取り方がなっていない。
❤素敵なモグラ様にご購入いただきました！
ブルート様【illust/89919891】
ある晴れた日の譲渡会。ここに来て一年も経てば、立ち回りもわかってくるものでした。
気に入られるかどうかは置いておいて、目の前の人の機嫌を損なわないように、「こんにちは」と”いつも通り”笑って見せて。
「こんにちは」と上から降りかかってきた声が震えていたことには、気づかなかったふりをして。
たったそれだけで、もじもじと恥ずかしそうにするその人は、初めて出会うタイプのお客様。
きっと頑張ってお話してくれていたんだと思います。そんな姿を人は「かわいい」というんだろうな…と思ったのは、言わなかったけれど……男性に対して失礼だったでしょうか？
「……連れて行ってくれるんですか？ 本当に？ それなら…わたし、頑張りますね」
ブルート様はお医者様なんですって。とっても立派なお仕事だと思います。
一緒に暮らすようになって、ちょっとした擦り傷を作った時。
こんなもの、以前のものに比べたら本当に小さくて、すぐに治ると思っていたんです。
それを、あなたは大慌てで治療してくれて。さすがと言うべきか、慌てていたのにすごく丁寧だったんです。
……初めてだったんです。怪我をして心配をしてもらうのも、治療をしてもらったのも。
どう例えたらいいんでしょう？ その時、胸の中がすごくくすぐったくて、変な感じがして。
わたし、ちゃんと、お礼を言えていたのかしら。…そう、ドキドキしていたから、よく覚えてないんです。
覚えているのは、どうしてこんなによくしてくれるんだろうと思ったことと、もう怪我をしないようにしようと思ったこと。
「ブルート様、わたし、何ができますか？
……お手伝いがしたいんです。不出来なら、もっと勉強しますから」
「……もしもできることなら、あなたに教えてほしいと思うのは…わがままでしょうか……」
ブルート様はご主人様で、お医者様で、……”優しい”人。
本当に優しい人っていうのは、きっとこういう人なんでしょう？ こんなわたしでもわかるようになってきました。
手が触れると少し顔が赤くなること、あなたの呟く言葉がガーデンで読んだ物語のような愛の言葉に似ているように思うこと。
……ああ、これは夢でしょうか？ でも、お人形が夢を見るのなんておかしいわ。
もしこれが夢じゃないというのなら、初めて傷を診てもらった時と同じように、心臓がどくどくと脈打っていることも夢じゃないのでしょう。
「……わたしも、わたしも幸せなんですよ、ブルート様。
あの日…わたしを選んでくれて、ありがとうございました」
「好きです、ブルート様。お慕いしています」
ああ、どうしてこんなに心臓が動くのか！
体中を血液が巡っていく感覚、熱くなっていく頬。
ブルート様、わたし、あなたの好きな色になれましたか？
❁申請について ツバメ様でもモグラ様でも、相性重視で素敵なご縁がありましたらと思います。
恋愛性の有無は問いません。幸せな関係でもそうでない関係でも大好きです。
お相手さまの立場がどちらにせよ、ガーデンというものを理解した時点で本人は自分の体質上、「両親のような人に買われるんだろう」と勝手に考えていますことをご了承ください。
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キャプション随時更新（05/23）
2021-04-16 14:45:17 +0000