トコシエ◆ニュロイの日記
日付：■月△日
体調：ハート３つ分くらいの調子
偶発的な大規模ヘヴン攻略はそろそろ終わりを告げようとしている。
私たちもとうとう竜の背まで登ってきた。頂上はもうすぐだ。
道中では私の希望通り治癒者としての活動をさせてもらった。
これに関してはとても助かった。私だけではこんなところまでは来られなかっただろうと思う。
今後については、フロゥさんの解呪に成功した今、もう頂上そのものに用は無いがせっかくだという事でもう少し登ってから帰るという事でまとまっている。
私がこのチーム、『チェルカトーレ』に所属したもう一つの理由として、２人が抱えているであろう問題を解決する手伝いがしたかったという事があった。
とはいえこれももう解決済み。
フロゥさんは世界蔦層で解呪に成功したようで、最近ではすっかり元気にあちこち走り回っている。
身体的な異常も見られないし、心配はなさそうだ。
バレリオさんに関しては、ようやく打ち明けてくれた。
なんだ、はじめから問題なんて無かった。
ただの治癒者の出来る事なんて無かったんだ。
今コレはテント内で書いているが、外から２人の話し声が聞こえている。
フロゥさんが強い言葉を使ってみているけれども、彼女の演技力じゃ、これは語弊があるか。私たちの言葉程度じゃ揺るがないだろう。
終わりを一度でも超えた人の決断はそうそう変えられない。
フロゥさんには酷かもだけれど、私はその人がそうしたいと思って決めた事には手を出さない主義。
出来る事は、彼が最後まで「騎士であろう」とするのを邪魔しない事だ。
下山しきるまでが登山。私たちが余計に死ぬわけには
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「『死ぬわけにはいかない』･･･っと」
「いやだ。私が見送るのは苦しみから解放したいからであって、終わらない戦場に送り出したいわけじゃないのに」
「･･････もし私がひょんなことで逝ってしまったら、バレリオさんは「守れなかった」として死なずに済むのかな」
「いけない。それはダメだ私。『終わり』を決めている人から矜持を奪い取っちゃダメだ」
「はぁ。死なせはしないと思ってたのに、まさか一緒に過ごした人にも『看取りの』の名前で接する事になるとは思わなかったなぁ」
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◆ニュロイの日記：追記
人の花道を他人の血で汚してはいけない。
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■キャラクター・設定・進行お借りしました
敗国の騎士バレリオ ：おじさんどうしてこんなことに･･･
【illust/87802393】
花魔術のフロゥ(解呪後) ：隊長、何とかなりませんか･･･！！
【illust/88769368】
■流れ
静かな夜 ：←ここの会話での後ろのテント内で日記を書いてる。
【illust/88975684】
騎士としての幸せ ：←初めて会った時からもう死んでるなんて思わないじゃん･･･。
【illust/88987502】
■自前のキャラ
ニュロイ ：ただの治癒者程度じゃ死者の蘇生はできなかったよ
【illust/87813448】
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■雑記
突然の爆弾だったけれども、きっとヘヴン頂上で解呪方法見つかって大団円、おじさんは女の子２人のどっちを選ぶかで大変だなー、とか思ってたら生存そのものが人質だったおどろき。
お客様の中に全てを解決できる方はいらっしゃいませんか？！
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■大事
色々ある作品の中から面白そうと思った事象を拾い集めているだけなので、キャプション内などに出た事象に関しては他の人の行動を縛るものではございません。
不都合などありましたらスルーやパラレルとしてください。
どうしても問題がある場合はコメントなどでお知らせください。
2021-04-07 15:07:41 +0000