(毒)
「ふふ、そうだねぇ………」
緑髪の治癒者は何かを呟くと、宙に浮いた。
「少しばかり、出すとしようか!」
ポーチの内側が光り、同時に治癒者の周囲にポーション瓶が幾つも浮遊する。
「君に『毒』を『贈ろう』」
その一言を切っ掛けに、浮遊していたポーション瓶が幾つも対象に向かって飛んでいき、割れると同時に内部の液体が付着する。
そして、ポーション瓶の弾幕は止む事が無かった。
何せ、次から次へとポーチの中から新たな瓶が現れるのだから。
そして、付着した液体はゆっくりと染み込んでいき───
「僕の『薬』(毒)のお味は如何かな? それじゃ、おまけにコレも差し上げよう!」
治癒者は大きく振りかぶって試験管を投げつける。
そして、そのガラスが割れると───
特に技名がある程ではない、ポーションの大盤振る舞い。
保管庫に貯蔵されている、割と危険で使えないものも含むポーション類を取り出して、宙に浮かべて、射出するだけの技。 コラそこ GOBとか言わない
実は、本人が浮くのも、取り出すのも、宙に浮かべるのも、射出するのも、全て本人が術式を発動させているからだったりする。
命削った大技って格好良いよね チェイン・ブレイク
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背景としても 天を蝕む闇霧
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└末尾【4】
実は術式の類も使える ウチの治癒者
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↑が持ってるポーション類の極々一部(チェイン・ブレイクでそこそこ消費はした)
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しかし、使いそびれていた薬花飴で減ったライフは回復するのであった………待って、減ったのポーションだけじゃね?
2021-04-06 05:01:54 +0000