嵐風 颯 (あらしかぜ そう)
「よしっ、100いいね突破! やっぱでかすぎる覇権ジャンルより、供給に飢えがちな中堅ジャンルのほうが、キャラどうしの絡みのない一枚絵はいいねもらえやすいんだよね〜。次はBLでも描こうかなー」
「いつからって、ものごころついたときから絵は描いてるよ。生きるために絵を描いてるんだ」
「僕がやってるのは『戦略』だよ。SNSのフォロワー数が少なきゃ依頼も仕事ももらえない。それを承認欲求の一言でまとめるなんて、君はずいぶん浅はかなんだね」
美術部部員であり風紀委員所属の一年生。四組。
一人称は『僕』、二人称は『君』、三人称は『○○(苗字)さん』。
SNSに絵をこまめにあげている少女。絵はその歳にしてはうまいほうだが、絵柄や塗りの『アマチュアっぽさ』『安っぽさ』が強く、プロ絵師には遠く及ばない。フォロワー数は300人ほど。ハンドルネームは『り→ぜ』。
基本人あたりがいいが、絵を描くことがすべてでそれに多分に時間をさいているため、そこまで友好関係は広くない。授業中も絵を描くことばかり考えているし、ノートは落書きばかり。会話を振られたら一応返すが、話題があちらこちらにいったり、自分がなにを喋っているかわからなくなったりと、会話下手。
勉強は不得手。どれだけ勉強しても国語以外の成績はまるでのびず、特に数学は一桁台。本人はもう諦めている。体育も苦手で、小学校のときは運動会のリレーなどで自分の押しつけがクラスで始まるのが嫌だった。もう絵を描くこと以外どうでもいい。
他人との深いコミュニケーションも苦手で、空気が読めない、忘れっぽい、すぐ落ちこむため、ろくな人間関係を築けたことがない。小学校三年生で二ヶ月ほど、中学校一年生の三ヶ月半ほど、三年生の二ヶ月ほどを不登校で潰した。
小さいころから絵を描くことは好きだったが、小学校のとき、消防コンクールで自分の絵が優秀賞をとってから、さらにのめりこむようになる。絵を描くことが彼女のストレス発散になっているため、絵を描くことは生きることと豪語している。
しかし、最近は将来のことを考えてフォロワー数を増やそうと、覇権ジャンルや中堅ジャンルの二次創作絵を多く描いている。オリジナルの絵はもうずいぶん描いていない。必要に応じてBLや百合、夢系も描くが、本人はそこまで興味を持ってないため、基本『そう見える構図』どまり。
将来の夢は絵で生きていくこと。それ以外で生きていける気もしない。要領の悪い自分は、絵で生きていくしかないと思っている。それを否定されると、「逆に、絵以外取り柄のない、できそこないの自分がどこで生きていけるというのか」と静かに怒る。
小中とばかにされてきたことが多く、対して絵ではコンクールで佳作や入選などを何度かしてきたため、自分の絵の才能を盲信している。承認欲求も強く、絵の練習もかかさないが、最近自分の絵のクオリティがのびなやんでいることに気づきだした。見て見ぬふりをしている。
認められたい。評価されたい。見返してやりたい。そんな気持ちが日々強くなっており、絵をあげるたびにひどく一喜一憂している。だんだんと絵を描くこと自体がストレスになっている気がかすかにしている。
薬指に大きなペンだこがある。
時坂高等学校【illust/87590055】に二人目で参加させていただきます。人生詰んでる系女子です。詰んでる人生に交流で少しでも彩りができるといいなと思ってます。既知関係、背景モブ、ギャグなど、基本なんでも大丈夫です。
これからよろしくお願いします!!
2021-04-02 11:23:42 +0000