剣の尾根でのショックの影響か、たまにぼんやりとしてしまう頭と視界で真っ白な地面を見つめる。
雪も降っている。
ぼーっとしていたらすぐ凍死してしまいそうだ。
深呼吸をして魔術で周囲の温度を調整する。
これで凍えることはないはず。
それでも雪は冷たい。
羽織を着て帯を巻き、どこが歩きやすいか見定めようと見渡す。
「!」
雪原の中に赤い影を見つけ、駆け寄った。
クマさ――冒険者だ。
まだ息はある。眠ってるようだ。
このままじゃ魔物に襲われるか凍えてしまうだろう。
風の魔術で周囲の温度をもっと上げたら元気になるかもしれない。
術が効きやすいように膝に寝かせ、術に集中する。
程なくして、うっすらと目を開けた冒険者と目が合う。
「大丈夫ですか?こんなところで寝てたら風邪引きますよ」
まだうとうとしている冒険者をじーっと見ていたフェリシーがゆっくりと口を開いた。
「あの…元気になったらちょっとだけモフモフさせてくれませんか?」
■非公式イベント:冬眠クマさん【illust/88805252】へ参加しつつ大雪原ログインです!!
羽織を着たので3ページ目に補足があります。多少寒暖調整できても雪は冷たい!
※ PTの仲間は近くにいます。
■お借りしました!
守りのクマさん【illust/87720192】
冒険者の手記のみ
【迷い子の風見鶏】の仲間たち
ソギァさん【illust/87784016】
ルシエルさん【illust/87735012】
スティーリアちゃん【illust/87845815】
サㇼッタちゃん【illust/88606594】
■不都合ありましたらパラレル・スルーでお願い致します!!
その他問題等ありましたらご連絡ください。
ミスを発見次第キャプション編集致します。
■フェリシー【illust/87742131】
ライフ変動:♥♥♥ → ♥♥♥
2021-03-31 10:36:54 +0000