嘗て、遠い雪の地に存在した歩鳥の国が滅んだ。
残された指導者は、国の、臣下の復活を切に望んだ。
風の噂でしかない話にすら縋り付きたかった指導者は
ヘヴン頂にたどり着けば願いが叶うと信じ、ただ信じて登り続け、
いつしかその他の登頂者を阻む現象、吹雪の一端となった。
それは無尽蔵の魔力によって自由自在に自身が望むものを氷で作り出す。
望むものとは焦がれた春を呼ぶ草木であり、それが愛したかつての同胞であった。
日は陰り始める。
天候が崩れる前にと先を急ぐ冒険者の前に、それらは風花と共に立ち塞がる。
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■概要
桜の花弁のような雪が吹き始めた雪原での戦闘風景を描いてタグ 【玉塵に消ゆ企鵝の骼】 (コピペ推奨)をつけてください。
イメージレスポンス、敵描写は必須ではありません。
既に参加報酬を受け取ったところから始まったりしてもOKです。
敵側にキャラを増やしていただいても問題ありません。
■参加報酬
・海底の芥 (かいていのあくた)
歩鳥よりドロップする氷属性の魔石。
敵に向かって投げれば1回限りの氷の爆弾代わりになる。
また、売ればそれなりの金額になるだろう。
■討伐報酬
討伐条件:4/8 23:59時点で【玉塵に消ゆ企鵝の骼】参加作品の閲覧数合計が本投稿の閲覧数を超える
4/8以前でも300以上の差がついた時点で討伐成功とします。
(4/6追記)条件を達成したので討伐成功になります。
引き続き敵に挑戦していただいてOKですし、敵が討伐された後を描写していただいて構いません。
・群青の骼 (ぐんじょうのほね)
指導者の力の源であった物質。
その温度は常に氷点下を保ち、炎の中に入れても決して溶けることはない。
取り扱える商人の数がかなり少ないため売却はおすすめしない。
……啜り泣く声が聴こえる。
■敵
・指導者
180cmほど
歩鳥一族の指導者だったもの。首が据わっている。
人の姿をしているが、生物というよりは精霊や妖精、概念に近い長命種。
人格は殆ど失われ、大雪原で起こる吹雪とほぼ同化している。
吹雪の風上に留まっているが、激しい風と臣下の猛攻で彼に攻撃を加えることは簡単ではない。
・歩鳥
8cm~100cmまで姿形様々
指導者が自身の臣下を模して作り上げた氷像。
大雪原の氷雪を素材、魔石を核としてどこからともなく湧いてくる。
氷でできた刃を掲げ、冒険者に襲い掛かる。
一部の個体は「ころちゅ…」などの言葉を口にする。
・極光に寄り添うもの【illust/88852717】
指導者が作り出した臣下の中で少女の姿をしたもの。
彼女の啜り泣く声は吹雪に囚われた主には届かない。
歩鳥、極光に寄り添うものについては破壊されても指導者が生きている限り新たに作り直されます。
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タイトルの読み方は 「ぎょくじんにきゆきがのほね」 です。
雪に消えるペンギンの骨という意味です。多分
pixiv fantasia Mountain of Heaven【illust/87556705】
2021-03-30 11:57:27 +0000