【PFMOH】二章から三章へ【インターバル編】

カトゥーキ
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『へぇ、結果発表ってライフ減ったりするものなんだ~?』

 第二章の結果発表を受けて不死身のグローミスのライフは減ることはなかった。(死を回避する)概念系チート能力『デスイレイザー』が発動したのか?はたまた、それすら必要としないグローミスの実力なのか。彼の『ヘヴン』踏破伝説はいよいよ佳境に入る。というか、もう登頂済みといって過言ではないだろう、既定路線というべきか確定事項なのだ登頂など、頂から望む光景はグローミスのために用意されているようなものなのだから。
 一応、『嵐の壁』を通過することを選ぶグローミス、あくまで彼の伝説の一節に過ぎない難所を寄り道でふらっと立ち寄る馴染みの店かのように目指す。吹き荒れる吹雪がグローミスを避けて吹きすさぶ、登山者の生命を奪う『嵐』も彼の凱旋を祝うファンファーレでしかない。『壁』に巣食う『奇病』など、場に漂うフレグランス程度しかない。もう、あらゆる試練が彼の栄光を着飾るアンサンブルになり果ててしまう。

『ああ、なんか申し訳ないなぁ、思っていたより早く着いちゃったな頂上。』
伝説の騎士・不死身のグローミスのヘヴン踏破伝説は、もうすでに終わってしまっているのかもしれない。

■少しお借りしました。
蜜尾茎さん【illust/88596985
カンダンブランさん【illust/88601146


不死身のグローミス【illust/87785658

#manga#Pixiv fantasia MOH#厨二設定#世界蔦#嵐の壁

2021-03-29 15:55:39 +0000