ヘヴン周辺地域の言い伝えのひとつ。
上層より見下ろす雲海には巨大な鯨が棲み、時折姿を現すという。
雲のうねりや山の影を見間違えたか、低体温による幻覚ではないかと思われてきたが、今回のヘヴン攻略で多くの登山者が鯨の姿を目撃した。
雲海をゆったりと回遊し、跳ねたり噴き上げた「波飛沫」が登山者に届くことはあるものの鯨が人を襲うことはなく、こちらからの呼びかけや攻撃に反応した例もない。
ただそこにいるだけのもの。
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大雪原
雲海から飛び出したのは、確かに巨大な鯨だった。
体を透かして届く日光と吸い込む空気の冷たさ、うっすらと聞こえ始めた歌に目眩がしてくる。
あんなもん専門外だ。俺はまだ命が惜しい。
「――おいカクセン、ユガルハ!
あんまり見るんじゃねえ、聞くのもだめだ。
向こうにその気がなくたって、魅入ってしまえばヒトなんて簡単に死ぬんだ。
そういうものだ、アレは!」
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◆ID、ダイス遊びです。
CSや投稿作品の末尾ID、または十面ダイスを振ってください。
描写や結果を採用するかどうかや、鯨やアイテムの扱いなどすべてお任せします。
てきとうでいいのよ。
◇1,2,3…【雲波の結晶】
鯨の跳ねる姿を、尾びれが雲海を叩くのを、雲を噴き上げるのを見た。
波飛沫がここまで届き結晶を手に入れる。
【任意のタイミングでダイスを一度だけ振りなおしてもよい】
◇4,5,6…【鯨歌の波紋】
美しい歌が聞こえる。あの鯨の歌だろうか。
旋律に合わせて波紋が現れては消えていく。
【任意のタイミングでダイスを一度だけ追加で振ってもよい】
◇8,9,0(10)…【天鯨の視線】
鯨と目が合った。どこに目があるかわからないが、確かに目が合った――
……ふ、と意識が浮上する。気を失っていたらしい。
さっき何かを見たような気がするが思い出せない……
【ここでライフ-1する代わりに、公式ダイス判定でライフが減った場合1回復してもよい】
◇7…上記三つのうち任意の二つを獲得
自PTの現在地として大雪原タグをつけていますが、ヘヴン上層付近を回遊しているのでどのエリアからでも見えます。
近づいたり触ったりするとでっかい雲の塊だなあという感じです。
うっかり鯨の体内に入ってしまうとものすごく具合が悪くなります(SAN値を好きなだけ削ってください)。
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Party!
ユガルハさん【illust/87784913】
カクセンさん【illust/87866479】
クロヴィス【illust/88067219】
1d10→10でした。ライフ-1/「天鯨の視線」入手
ライフ:◆◆
Mountain of Heaven pixivファンタジア外伝 illust/87556705
2021-03-29 12:54:38 +0000