「アイリス…ここには来るなと言っておいた筈だ。さっさと出て行け」
「いいえ、出て行かないわ。私…全部聞いていたもの。この人の言う通り兄さんは怠惰で傲慢よ!!」
(兄さん…?)
ロックマンX3を原作とした拙作小説「X.Episode Third(novel/series/1235823)」の一場面となります…が、その割にX3固有の登場人物が一人も居ないという奇妙な絵面になってしまいました(大汗)
場面説明をしておくとドップラー軍団が攻勢を強め、副隊長であるホーネックも消息を絶つという八方塞がりの中、同盟勢力であるレプリフォースに援軍派兵を要請するため、ゼロによって第0特殊部隊隊員ウェブ=スパイダスが派遣されるものの、かつてハンター上層部に上官を見殺しにされた過去を持つカーネルは簡単には頷かない…という場面になりますね。
同時にこのシーンは時系列上、拙作小説におけるアイリスの初登場シーンにもなります。
当時はまだ研修生(時系列的にはソウルイレイザーよりも過去)でありながら陸軍士官である兄にも物怖じする事無く諫言できる胆力の持ち主として設定している事もあり、可憐で儚げな印象で彼女を捉えている人には結構違和感を覚えられてしまうでしょうか?
尚、このやり取りの中でカーネル兄妹に傾倒していくスパイダスは、やがてハンター組織からレプリフォースへの移籍を決意するに至る訳ですが、見ようによっては結構転落人生の始まりですよね…これ(汗)
ついでに言えばこの絵のスパイダスのデザインは即興的な捏造です。
やっぱりこの時期からレプリフォースのエンブレムを掲げていたりベレー帽被っていたりと言うのは不自然な気がしますので(大汗)
2021-03-28 07:53:22 +0000