Paul Satoshi３月最後の土曜日、いかがお過ごしでしたか?
今夜も新作をお届けいたしました。東京・紀尾井町はプリンスクラシックハウスに憩うプリンスグランドグロリアVK-56の一こま、ご覧いただきましょう。
さて、皆さんは日産自動車の、特に1983年から1984年にかけての社内事情を描いた企業実録小説が出ているのをご存じですか。｢金融腐蝕列島｣シリーズでおなじみセミドキュメンタリータッチの作風で日本経済小説界のカリスマとして知られる高杉良さんの最新作｢落日の轍(わだち)～小説日産自動車～｣がまさにそれで、かつて労使協調路線を貫いていくうちに経営陣と労働組合幹部役員とが癒着と壟断(ろうだん)を引き起こし、会社の経営全体に深刻な弊害をもたらした往時の情勢が、実録小説として今発売されて話題が沸騰しています。
日本全国の自動車をこよなく愛する視聴者の皆さんも、この機会にぜひその新刊をご一読ください。
📚高杉良原作「落日の轍～小説日産自動車～」[2021、文春文庫(文藝春秋刊)]
2021-03-27 12:29:31 +0000