【PFMOH】大丈夫?眼鏡かける?

もゆき

火の谷の遺跡では珍しく草が生い茂っている場所を見つけたアイグは、エルフの女性とスライムのような姿の子に出会った。早速眼鏡をかけてもらうべく2人に話しかけたところ、何やら困っているようだ。
「なるほど、暑さでこの遺跡を進むのが困難だと。では、この眼鏡をおかけください」
「・・・あつくない、快適」
「その眼鏡には周囲の温度を、かけた人が快適と感じる温度に調整する魔法を組み込んであります。暑さはこれで平気になるでしょう。あぁ、お代は結構ですよ。眼鏡を人にかけてもらうことは、私の趣味なので」
「よかったですねスィーさん」
「うん。でも、また助けられた。人を助けに来たはずなのに、助けられてばかり・・・」
「気に病む必要はありませんよ。人に助けられた経験は、人を助ける際に役経つものです。時には助けを求めることも、人助けにつながるのです」
「助けられることは、助ける役に立つ・・・」
「そう、思えば私も多くの人の助けを得て、ここまで来ましたからね。今度は私が助ける番だったということです。きっとスィーさんがここで助かったのも、あなたが誰かを助けようと頑張ってきたからですよ」
「そう、なのか?」
「そうですよ。困ったときはお互い様なんですから。気にする必要なんてないんです」
「そういうことです。ところでエルルさん、あなたはどんな眼鏡をご所望で?」
「えっ、私は別に・・・」
「可愛らしい顔立ちなので、こちらのハーフリムタイプですっきりとしたワンポイントを加えるのはいかがでしょうか。それともラウンドでより愛らしさも増すように・・・」
「ははは・・・」
アイグの眼鏡語りに、エルルは愛想笑いを返すことしかできなかった。

こちら【illust/88562774】【illust/88598465】の流れにお邪魔しました。問題があればご連絡を。

■お借りしました。
スィーさん【illust/87972399
エルルさん【illust/87733788

眼鏡おじさん【illust/88042272

#Pixiv fantasia MOH#火の谷の遺跡#【潜理ノ探求者】

2021-03-23 17:03:38 +0000