ヘヴンの中腹に存在する剣の尾根。時刻は夜。
そこに二人のクルーズが隠れられる場所を探し歩いていた。
空から来るかも知れないモンスター、見晴らしのいい高所故、吹き荒れる強風。
気をつけなければ、とふと声を漏らしたとき、テルテは気づく。
「そういえば、話せるようになったんでした!」
「そうだね」というソシアルを横目に、
テルテは一言、『おいで、星のランプ!』と声を上げる。
その声に反応するように現れたのは一つのキラキラと光るランプだった。
「何をするんだい?」
そう言ったソシアルに、見ててください!と得意げに返す。
『きらきらひかる、お空の星よ、吹き荒れる風から我らの身を守り給え!』
テルテが声を上げれば、多少なりとも風の影響を受けていた体が、軽くなる。
「ふふー、これで私もソシアルさんのお手伝いができますね!」
魔術師としてのアイデンティティを取り戻したテルテは、そう嬉しそうに笑った声を出した。
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遅くなりましたが剣の尾根にログインしました。
テルテ・クルーズです。
声が出るようになり、やっとこさ魔法が使えるようになりました。
テルテが使う魔法は、星座の石と呼ばれる光る魔石を用いたもので、主にデバフ状態を軽減したりする支援系だと思っていただければと思います。
攻撃もできないことはないみたいですが、まだまだ練習中のようです。
お借りしました
ソシアル・クルーズさん【illust/87740053】
うちの大喜びクルーズ
テルテ【illust/87809754】
ライフ:3
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《参加企画》
pixivファンタジア外伝 Mountain of Heaven【illust/87556705】
問題等ありましたらお知らせ下さい。
2021-03-23 11:05:53 +0000