AIEの編成の中では唯一の2階建て車両であり、主にパリ~リヨン間において乗客の増加により発生していた飽和状態を解消する目的で開発、1996年に導入された。AIE trēs同様併結機能を有しており、同車との併結運転も可能である。そして新たに独自のロゴマークが付け加えられ、はやぶさをモチーフとしている。
航空機との競争能力やダイヤ上の制約にならないよう最高時速は引き続き320kmに設定され、輸送力と速達性の双方を有することとなった。2階建てという構造上床下のスペースはほぼなくなったため床下にあった機器は床上に設置されることとなり、結果として低床構造となったためバリアフリーにも対応可能となった。
技術的なハードルから連接台車を廃止し非連接式のものを採用、車両間の通路は2階のみとなっており1階は行き止まりとなっている。また、先頭車両はノーズにより客室スペースが少なく2階建てにしてもあまり定員が増えないため1階建てとなっており、客席確保のため先頭の扉は乗務員と乗客の共用となっている。
国際列車としての運用も想定されているため一部編成は対応機器を載せている。
2021-03-15 11:59:00 +0000