私たち人間が目にする多くの自然は「人に蹂躙されるもの」だ。
しかし、未だ人が足を踏み入れぬ自然の深奥には
「人を蹂躙する自然」が神秘となって色濃く残っている。
団長……「あれは食えるのか」だと?
そうだな
あれも自然である以上、尊重され、崇拝され、保存されるばかりが運命ではない
遠慮なく、私たちの命の糧になってもらうとしよう。
モスドラゴン
別名:貪食の樹霊
「青の樹海」にて確認された、体長5メートルほどの巨大生物。
目は退化しており、全身を苔や草木に覆われたアザラシのような体形をしている。
主に青の樹海内部の水辺に棲んでいるが、行動範囲が広く入り組んだ樹林の中にも出現する。
雑食であり、口に入るものであればそれが人間であろうと容赦なく捕食する。
動きは鈍重だが、ぬかるみや入り組んだ樹海では、人間の足で逃げる事は困難。
個体数も非常に多く、複数個体に囲まれる事も起こりうる。
幸いにも、その個体数を維持するためか一度に食べる量はそう多くなく
空腹でない時は基本的に眠りについている為安全。
しかしその巨大な口と威圧的な風貌から、「貪食の樹霊」という別名で呼ばれている。
雑食だが、その生態・代謝のおかげか
その肉は適切に調理すれば食用にも適する。
※【暁天の戦鬼】タグがついていますが、ギルド要素はキャプションのみです。
キャプションにて
巡礼者【illust/87753241】
団長【illust/87739459】
2021-03-01 18:20:12 +0000