御伽噺なんてものはどこにでもある。
悪い子はカボチャ頭の案山子に食べられるとか、森を一人で歩いてると妖精にさらわれるとか…。
大体が子供を怖がらせてしつけるための絵空事だ。
そんな御伽噺の一つに「青い光の少女」って言うのがあってな。
道半ばで倒れた冒険者や故郷に家族を残す兵士の前に現れる、青い光を従えた少女の話だ。
死期が近づくと現れる死神だって怖がる奴もいれば、出会えば幸運が訪れる神の使いって言うやつもいる。
ただ一つ言えるのは、こいつは絵空事じゃないってことだ。
あるパーティただ一人の生き残りの冒険者の手記より
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2021-02-25 15:48:57 +0000