【魔法少女リリカルフェイトcosplayer's】第310話
㊟超電子バイオマンの、この話においての企画にあったというものを基にしたショートストーリーです。
新帝国ギアのビッグスリーも、ファラ、モンスターが倒れ、メイスン一人となった・・・。
ドクターマンは、バイオマンとシルバを戦わせ、生き残った方を倒し、あわよくば共倒れを狙っていた。
だが、メイスンは、ドクターマンの制止を振り切り、サイゴーンを引き連れ、出撃する。
メカ人間にとって、ドクターマンの命令は絶対であり、それを忠実に実行することこそが、美学である。
そのはずなのに・・・。自分でもわからなかった。なぜ、ドクターマンの制止を振り切ってまで・・・。
だが、死んだファラやモンスターの仇を討ちたいという衝動は、消せなかった。
バイオマンと戦い、サイゴーンも倒されてしまう。そして、その隙に、バルジオンに乗ろうとするシルバ。
断じて、バルジオンを渡すわけにはいかなかった。ドクターマンはもちろん、命を犠牲にしてまで、バルジオンを手に入れたモンスターや、瀕死の重症を負っても、懸命にバルジオンを送り届けたファラの死を無駄にしない為にも・・・。
しかし、勝利するかに思えた瞬間、シルバの針に貫かれ、致命傷を負うメイスン・・・。
この時、悟った。
メカ人間は、ドクターマンの理想を叶えるための道具であり、命令があれば、死も厭わない。
なのになぜ、こんな思考、行動に出てしまったのか?これが、人間の心というものではないのか?
我々、メカ人間は、人間などより、遥かに優れた存在のはずなのにも関わらず、なぜバイオマンに勝てなかったのか?
それは、仲間を思う気持ちが、能力以上の力を生むのではないのか?
ドクターマンの実の娘アリシアが現れ、ドクターマンを取られたくないと、ドクターマンを慕い、自分こそが真の娘だと、徐々に変化し、性能以上の力を発揮したファラも、そうだった。
メカ人間には、不必要だと忌み嫌っていた人間の心こそが、一番必要だったのではないか?
メカ人間が、心を持った時こそ、人間もロボットも超えた、最も優れた存在なのではないか?
これらのことを、彼女(彼)の電子頭脳は、一瞬で、はじき出していた。
だが、もう命尽きるまで、後わずかしかなかった・・・。
はやて「ファラ、モンスター、ゴメンやで、仇討てんで・・・・・。ドクターマン様ーっ、フォア・ザ・マーン!!」
メイスンは爆散し、ファラやモンスターの元へと旅立った・・・。
シグナム「お疲れ様です。主はやて」
はやて「ありがとな~。」
フェイト「・・・はやての時は、なんで、あの恥ずかしい独自設定がないの?」
はやて「まあ、キャスティング変更で、メイスン役になったけど、このキャラは男性型メカ人間やし、あの設定は、女性型メカ人間限定って、なのはちゃん言うてたし。」
フェイト「・・・私だけが、恥ずかしい思いを・・・。」
はやて「変身魔法でリニスさんになってても、ファラキャット役で、あれやったんは、私やし・・・。」
シグナム「気にするな、テスタロッサ。ああいうことも、お前の担当だ。全面的に任せたぞ!」
フェイト「ええええええええええええっ!?」
今回は、超電子バイオマンのメイスンのコスプレです。
2021-02-25 10:46:39 +0000