「やっぱり女神なんて身勝手で意地悪だ。どうせならぼくにも、優しい夢を見せてくれればよかったのに」
✦ラヴァルディア
享年51歳 / 男 / 188cm(角含む) / 所属:菫華国
総合pt:300 3期:illust/84717787
世界で一番幸せにしたかった人✦ヴィルマさん:illust/84997577
「女神に起こされるまで、ぼくずっと洞窟にいたんだよ。ただよって形が無いまま、ずっときみを見ていた。ぼくがいなくなって幸せそうじゃないきみを見て……悲しむべきだったのにほんの少しだけ嬉しかった。ぼくがいないと幸せじゃないのかなって思ったら嬉しいと思ってしまった…!」
「あぁ、ヴィルマだ、本物のきみだ…!……こんな汚いぼくでもいいの。いや、嫌いって言われても嫌。離れさないよ、どうせもう汚れちゃったんだ、きみを独り占めする悪い子になったってもうどうでもいいや」
「世界の他の物なんてどうでもいい。世界が終わっちゃってもどうでもいい。ぼくが此処に居られる間ずっとずっとぼくから離れないで」
長男✧ヴァルステュクス:illust/85858452
「世界で一番苦しんで誰にも愛されないで不幸になって死んでくれ。ぼくはお前の事もう愛してないよ。昔は好きだったのかもしれないけど、今は不幸になれとしか思ってないよ」
「お前を殺しに探す時間が惜しいから行かないよ……そんなことするなら1秒でも長くヴィルマと一緒にいたいもの」
次男✧ヒューイリスくん:illust/85966679
長女✧ ラケルニュクス:illust/86290879
「……ぼく、今でもきみたちのことは好きかもしれない。いつも二人一緒で可愛かった、ぼくとヴィルマの小竜たち。多分ぼくって良い父親ではなかったよね」
「きみたちは何処へ行ったのだろう。何処かで幸せになってくれていたら嬉しいなって、今更だけど思うんだ。こんなのぼくのエゴだけど、願うくらいはいいかな…」
父✧イコル:illust/83868912 希望:illust/87921426
「貴方は父であって父ではないけれど、最期の瞬間ちょっとだけ貴方のことを考えたよ。もし此処に教祖様の血があればぼく、助かるのかなぁって……ぼくにだけ特別に渡して貰ったことなんて無かったのにね」
母✧シャッテニクスさん:illust/83756776 希望:illust/87921381
「…どうしてだろう、母様が目覚めているような気がする。きっと迎えるのは教祖様だろうけど…だって母様はずっと、ぼくとシェレグの為の方じゃなかったもの」
双子のきょうだい✧サングィシェレグさん:illust/84780252
「シェレグ、きみは最期に何を残したのだろう。きみが望んだ硝子の棺は、美しく安寧で幸福だったのかな」
◆星喰いの使徒 novel/13879372
女神の偉功を否定し、彼らの信じる女神ポラリスとは別の「真の救い」の降臨を待つ反ポラリス教カルト教団。
元は小規模な教団だったが、世情の悪化と神血をばら撒いた結果ここ何十年かで以前より規模は拡大している。
女神が復活した今も戦いが終わらない為か、狂信者や信仰心は無いものの教祖たちが配る『神血』を求める者達で信者は増え続けてている。
かつて彼は教団の宣教師であり、教祖の子だった。しかし今の彼にとってはどうでも良い事である。
◆スキル
◇神血
不治の病を癒し切断された四肢すら繋ぐ程の強力な治癒力を持ち、口にした者の寿命を延ばし多幸感を与える代わりに、麻薬の如き中毒性を持つ血。
一度や二度の使用なら問題ないが、何度も摂取する内に血の効果が薄まると焦燥感や孤独感、幻覚幻聴に襲われるようになる。また血を摂取すればその症状は収まる。
◇宣託(毋望之禍)
宣託の神子による『世界』への祝福は失われ、呪いだけが残った。
近付いた者に無差別に降りかかる災厄の予言。聞こえてしまった者の未来へ不幸を手繰り寄せる。
◇血影
鮮血色の枷と棘を自身の影から伸ばし相手を捕える影。防衛機構であり捕食手段でもある。
刺された者は血を奪われ、やがては黒く干からび影だけが地に残る。
好きなもの:ヴィルマ、彼女の愛する宝物たち、可愛い双子の子
嫌いなもの:長男、汚れた自分、幸せそうな他人
「この戦いが終わってしまったら、ぼくはどうなるんだろう。この体も消えてしまうのかな。ずっとずっと争いが続けば良い……もしくはこのまま世界が終わってしまえば良いのに……」
「……ううん、今度は良い子で待てるよ。きみと過ごしたあの洞窟で眠るんだ。きみがいつか来る日まで、ぼくはずっとそこに居るから。そのランプが揺らいだ時は、ぼくがそこに居るって合図だよ。ぼくの棺は硝子じゃなくて、きみの炎だったんだもの」
2021-02-23 15:02:08 +0000