※2/21 イベリス姫の立ち絵・説明文追加
■フェシミナ王国
かつて、ヘヴンの東側にその国はあった。
巨大な鉱山を保有していたそこには様々な職業、様々な種族が集まり、他国との交易も盛んで活気のある国であった。
だがある日、その鉱山を欲した隣国が攻め入り国を乗っ取ってしまう。
すべて掘り尽くさんとする勢いで採掘を続けていると、突如魔物が現れ人々を襲い、街を壊し、国は瞬く間に火の海と化した。
ひとしきり暴れた魔物達は、ヘヴンの山頂の方へ飛び去ったという。
人々はそれを山の怒りだと口々に噂した。
侵略者は滅んだ。
しかしその土地は、もはや人の住める場所ではなくなっていた。
今より9年前の話である。
フェシミナの王族は辛うじて侵略者の手から逃げ延びたが、心労や流行病などで次々に倒れ、結局生き残ったのは幼い姫一人であった。
姫は願った。いつか故郷へ帰りたいと。
姫は願った。亡き父の悲願を叶えたいと。
ヘヴンの山頂にあるという神の遺物さえあれば、故郷はかつての姿を取り戻すことが出来る。
どうかそれを持ち帰って欲しい。
そのためならばこの身を一生捧げても構わない。
姫は各地に手紙を出した。
多くの協力者が現れることを願って。
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■フェシミナ王国について
特定の宗教に傾倒はしていないが自然崇拝の文化が浸透している。
中でも石に重きを置いており、一人一つは【守り石】を持っている。
奴隷制度はなく、鉱夫も立派な職業として尊重されていた。
王族を護っていた騎士団の団長は、彼らを逃がすための囮となり、以後行方不明となっている。
■王族最後の姫イベリス
種族:人間 性別:女 年齢:18歳 身長:160cm 一人称:わたし 二人称:あなた
アルヴァス王家(illust/87720443)の庇護のもと庶民を装って暮らしていたが、悲願成就のため身分を明かして各地に協力を仰ぐこととなる。
しっかり者で多少気が強いところはあるが、心優しき女性である。
首都カーヴィスにある酒場で働いており、身分を明かした後も今まで通り接してくれる街の人達に感謝している。
■イベリスの依頼
ヘヴン山頂にあると言われている神の遺物を【持ち帰る】こと。
見つけられなくても、【生きて山を降りる】こと。
もしあなたが死んでしまったら、彼女はきっと悲しむことでしょう。
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出身地・登山の動機付け等、登山者・非登山者にかかわらず設定のフレーバーとしてご活用ください。
イベリスはNPCとして扱って頂いて大丈夫です。
タグやイメレスは不要ですが、キャプションにリンクを貼って頂けると見つけやすいです。
タグ枠が空いていたら【フェシミナ王国】を付けてください。
ロゴお借りしました【illust/87720681】
pixivファンタジアMOH【illust/87556705】
2021-02-15 09:39:35 +0000