愛を遂げるため下界に降り夫と二人暮らしていた嫦娥は、栄光に酔い変わってしまった夫を、そして彼を諌める事が出来ない自分を戒めるため、夫がその功績により西王母から賜った不死の薬を盗み飲み天に昇り、月宮殿で一人寂しく過ごす身の上を選びます。 月桂樹を樵り続ける罪人と兎だけの寂しい月の世界から、かつての温もりを思い出しては時おり故郷を見下ろすのです。(※この絵に対する縷紅の個人的解釈です)
2021-01-30 20:35:09 +0000