【ポラリス】ひすい【第5期】

となこ
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企画元様【 illust/80979654

名前:ひすい・パズロ・ウォーカー=エレムサック・ガラクシャ
性別:男
年齢:15
身長:153cm
所属国: 白雨国
一人称:僕 二人称:あなた
ポイント:500pt 【精神力:120 攻撃力:70 技巧:90 魔力:200 幸運:20】
運命数:6

父(故人):リラさん【illust/85997743
「あの頃とても忙しそうで、疲れていたから。
僕たちもお手伝いできるし大丈夫、ゆっくり休んでね。って言ったんだ。
……それが、最後。だから、僕はせめて、ずっと大丈夫でいないと。」

母:つきしろ【illust/86015610】  総ポイント:250pt
「心配、させてるよね…。でもたぶん、わかって黙っててくれてるんだと思う。ありがとう。」

片割れ:るりはなさん【illust/86990974
「るりみたいになれたらなって思うけど、それと同じくらい、僕たち違っていてよかったなって思うんだ。
るりが前に出るなら僕はるりが後ろの心配くらいはしないでいいようにするよ。
…でも、もう少しるりは自分のことも大事にして欲しいな。」

悪魔使いの父と霧の妖精の母の間に生まれた子。
父の記憶を追い、誰の中にも穏やかで優しいもので在ろうとする、本当は母によく似て臆病な子供。

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「騎士にも、番犬にも、なれないけど。諦められない何かが、僕も欲しい。それも、本当。」
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◇婚姻について
3/1 素敵なご縁を結んで頂きました。
なくつにさん【illust/86934284

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一人でいるのが見えて、どうしても気になってしまって。
こんな状況ですし、もう少し安全な場所まで。ご一緒させてください。
このあたりには詳しくないので、街までの道がわかれば、僕も助かります。
そう言えば、大抵の人は助かったよ、と受け入れてくれるのだけれど。
その人はどことなく不機嫌そうだった顔を更に険しいものにして、余計な世話だ、と怒られた。
日頃は一度断られたら無理には追わないのだけれど、それでも気になって近くを訪れる度に姿を探してしまったのは、
何かを探すような素振りが、懸命に前へ前へと走る片割れに、少しだけ重なったからかもしれない。

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「なにか探してるのなら、僕も一緒に行っていい?一人よりは二人のほうが色々やりやすいだろうし、
僕は特に行く先を決めていないから、一緒に行く人がいれば嬉しいなって。」

問えば好きにしろ、とため息をついた彼女は、それでも以前よりは少しだけ警戒を解いてくれたようで。
嬉しくなって、そうする、と答えたあとにもう一つ。

「それじゃあまずは、それ。治させて欲しいな。…得意なんだ。」

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この体は、僕が扱う杖や剣と同じ、触れうる幻そのものだ。
少し切られたくらいでは形を損なうことなんてない。
でも、だからこそ、命が果てたら、きっと形も残らない。
それならせめて、人の記憶により良い形で残りたいと思ってしまうんだよ。
だからずっと笑っていたし、相手が望む言葉を、行動を選んできた。
なんだかんだとそうやって過ごすことが得意であったとも思う。そのはずなのに。

他の人ならただ助かったよと笑ってくれるはずの言葉も、行動も。
このひとに限っては機嫌を損ねるばかりで誤魔化されてくれなくて。
もっと自分のことも心配しろだなんて、家族以外に言われたことがなかったから。
どんな顔をしたらいいのか、どんな言葉を選べばいいか、わからなくなる。
それでもこの人から離れがたいと思うのは、どうしてだろう。

「あんまり物理的な損傷は効かないんだ。だから大丈夫。……ありがとう。心配してくれて」

優しいね、とは怒られそうで言えなかった。でも、厳しくて優しいひとだとおもう。
僕なんかより、ずっと。
ーー
こんなにも長いあいだ、家族以外の誰かと行動を共にしたのははじめてだった。
どこに行こうかと話し合って、見知らぬ景色に驚いたり、獲物を二人で分け合ったり。
もちろんわかりあえないこともたくさんあると知ったけれど、
共有できることもあること、一緒に見たものの記憶が増えていくこと。
揃えるまでもなく並んで歩くようになったりだとか、そういう変化が楽しいと思う。

ある日話してくれたのは、遠い世界の話。
遠いところから来たのだろうとは、思っていた。
何かを失ってきたのだろうとも。
このひとは、本来守ってもらうくらいの小さなときからきょうだいだけで生きてきたのか。
滅びゆく世界で、何一つ見知らぬ世界で、ずっと安らげる場所を探していたんだろう。
だからあんなにも傷だらけで。それは、どれだけの日々だったろう。

ああ、このやさしいひとが少しでも安らげる場所が見つかるならなんだってしたい、と。
そのために生きていたいと、心からそう願った。
そして、その立場だけはほかの誰にも譲りたくないと、はじめてそう思った。

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それだけでは飽き足らず、僕はどうしてか聞いてほしいとも、思ってしまって。
ぽつりぽつりと珍しく回らない口で話す僕の言葉を、静かに聞いてくれていた。
大好きな家族のこと。父の最後のこと。誰にも言えなかった旅の本当の理由。

「大丈夫だって、言い続けなきゃ最後の言葉さえ嘘になる。それが嫌だった。」
「でも、誰よりも強くて優しいと思ってたひとでもあっさり死んでしまうと知って、怖くなったんだ。」

全力で挑んで守れなかったらどうしよう。そんなことばかり考えてる。
それなら少しくらいは諦めていた方が、失ってしまってもつらくないんじゃないか。

僕は強くはないから、きっともっと簡単に死んでしまう。形も遺さずに。
それなら誰かの記憶の中ではせめて、優しいひとでありたい。
……おとうさんみたいに。

本当は優しさなんかじゃなくて、ただ怖くて言葉を選ぶ僕の本当を、
このひとにだけには知っていて欲しかったのかもしれない。
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わからん、と言われた。
そうだね、あなたはそう言うと思ったし、最近は自分でも少しだけそう思う。

「それでいいよ。…あなたにだけは、そうであって欲しい。」

どうか仕方のない奴だと笑って欲しい。
その顔を見るために生きていたいと、そう思えるから。

「……それは、頼もしい。なんだって、できちゃいそうだ」
そんなとびきりの言葉をそれくらい、だなんて。
−−
「いなくなる日のこと考えてしまう僕が誰かひとりなんて、選べないなって思ってたんだけど。
……あなたがいないと僕は駄目みたい。でもね、それが不

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2021-01-28 08:49:59 +0000