「コスプレ松」という名のこぼれ話集的な回だった15話。
通常軸っぽいものもあったけれども、一応何かの役を演じている形の6つ子及びサブキャラ達だったので、今回は総括の方には反映させていません。
というわけで、今回は総括表はお休み。
それぞれの呼び方の後ろに( )があり、表の下にどの話でその呼び方が使われたかが分かるようにしてあります。
今回、オムスビは姿はあったけど声は出していなかったので表には入っていません。
ネタバレあります。
【今回の呼び方】
・基本的に、6つ子の一人称は、別キャラになってもほぼ変わらないが、キャラが強すぎるやつは変わる(料理人ジュウシマツとか)。
・一松、兄弟同士では「あんた」は使わないが、他人設定になると「あんた」を使うこともあるのかも。一子→カラ松、警察官一松→あつしに「あんた」を使っていた。
・一子は「あんた」なのに、トド子が「お前」なのがなんかいいよね。
・転生蚊に出てきた、悪魔チョロ松はチョロ松本人としてカウントしました。
・一松→おそ松の「嫌なヤツではない」は呼び方…?って感じですが、一応
・十四松→おそ松の「一緒にいて楽しいヤツ」で「ヤツ」って使うのか!とちょっと新鮮だった。
■しょうがない警察
・出あつしでびっくり。まぁ、彼は「あつし」としてではなく、一軍代表、みたいな感じで出てきたのだろうけど、えいがでの一松との絡みがあったからこその抜擢なのかなーと思う。彼のキャラとしての歩みを考えると、感慨深い。
・ここ最近であれば暴走を止められる側のチョロ松や十四松が、一松を止める側なのが面白い。話の流れや6つ子の組み合わせによって、ボケやツッコミを上手く回している感じがする。
・「みんな一緒?一緒じゃねーからしんどいんだろうが!」に救われたのは、あつしくんだけではない。
・「しょうがない警察」って絶妙なネーミングですね。
■てやんでぇいメイド
・まさかのカラ松&チビ太コンビが復活!
・てか、チビ太がめっちゃ可愛い声でびっくりする。國立さん、すごい!
・あまり聞けないカラ松のモノローグ。1期の頃よりは語彙力上がってると思ったけど、それでもやっぱりチビ太の怒涛のペースに流されるカラ松がかわいい。
・ほぼ中村悠一、って感じだった。
・「てやんで★」に、ちゃんと手をあげてやってあげるのがかわいい。
・15話、カラ松のボケとツッコミがどちらも見られる貴重な回だな。ここでツッコミが見られ、あとに出て来るバーテンダーでボケが見られる。
・まさかコロナ禍というワードが出て来るとは思わなかった。
■ノーチャンス裁判
・どこかで見たことがある画だ。弁護士の人も、どこかで見たことある。実写でも見たことあるぞ…という既視感と共に楽しめるのは、長らく松と共に歩んできた者の特権かもしれない。
・被告人がおそ松の時、検察のチョロ松、弁護士のカラ松というのが分かりみが深い。
・でも、検察も結構甘い。おそ松が謝ったらなんだかんだで許してしまうチョロ松(そして悲劇は繰り返される)というのがわかるわーって感じだった。
・そしてカラ松はかばうのもわかる。2期の財布の時もかばってたし。
・一松と十四松が家族代表としておそ松側に立つのも分かる。
・そして、最強の末っ子が死刑を宣告するのもめちゃくちゃわかる。強いな、トド松!!でも、そういえば1期24話で一人長男に歯向かったのはトド松だったな(カラ松も殴ってはいたけど)
・顔に尻の穴を押し付けるのは、松野家の恒例行事かなにかなのか?これが死刑だとするなら、いつかのドラマCDでチョロ松くんも死刑にあってるな(何も悪いことしてないのに)
・「だって人ってそんな簡単に変わらないもん」が、真理…って思った。
■転生蚊
・これも舞台で見たぞ…蚊化。
・悪魔チョロ松が出てきたけど、天使チョロ松が出て来ないところにチョロ松くんの善性が見られるなぁと思った。本人が善なんだよな。
・悪魔チョロ松の声の出し方がめっちゃよかったです。
・結局トト子ちゃんの血を吸えないで、「まっず!」って言いながら一松の血を吸ってつぶされるのが、あー、松だなーって思いました。
・まずそうな血の代表なのが一松なのが良い。そしてあの一連の一松の声が良い。
■おじさん
・今回一番刺さった話。なんかずっと考えてしまう。
・予告画像見たときは正直「なんのパロしてるんだ!!笑」って思ったけど、そこが肝では全然なかった。
・このおじさん役、おそ松くんとか1期とかだったらイヤミがやっていてもおかしくなかったと思う。そこをおそ松が担うっていうのでまず「わー!」ってなった。
・「レベルが違いすぎ。上には上がいすぎ」「これが才能の差か。努力云々でどうにかなるレベルじゃねーよ」「自分はもう二度とかけっこで他人と争うのはよそう」のところは、ほんとに、なんか、胸に刺さったし、その後、おじさんが涙を流している所の櫻井さんの演技が素晴らしくて、ギャグアニメとは…いや、ギャグなんだろうけど、そうじゃないやつ!みたいな感覚を久しぶりに感じた気がしました。
・これだから松はやめられない。
・てか今回の櫻井さん、かわいい被告人長男、悲哀のおじさん、スタンダードなリーマンおそと演じ分けが素晴らしいな。
・櫻井さんだけじゃなくて、今回のキャスト陣の演技力の高さはすごかったと思う。
■オレオレバーテンダー
・超絶かわいい推しがいた。
・作画が神だったし、動きも神だったし、自分を鼓舞する姿も神だった。
・突然のオザキ要素復活にびっくりした。「アイラービュー」と「オーマイリルガー」。
・クソ顔、久しぶりに見たな。
・最後、お金をバーンって置いて出ていく推しがかっこよかったです。
■謎の多い料理店
・久しぶりのリーマン速度。速度、リーマンが似合うのはなんでだろう。
・ここへきての十四松の新キャラがすごい。肌の色が違う。ジー○ーかと思った。
・「ダァレェガオナラシタァ?」「パンツハイテナァイケドダイジョブ?」って、あとから言われて気づいたけど、ノーチャンス裁判と繋がっているんだな!繋がってませんよ、って言われるかもしれないけど、繋がりは見出すことはできるな!
・「アバァー」って小野さんよくDGSで言ってるやつですか?
・あそこで穴を出してくるのが、松原秀っぽいというか、松原秀でないと思いつかないのでは?と思ったりなどした。違う人が考えたのかもしれないけど。穴っていう発想、私にはできない。
・全然浅いのかもしれないけど、めちゃくちゃ深く考えてしまう。
・こういうのも、あー松だなーって感じがする。
おそ松さんの楽しみ方は、多分本当に千差万別で十人十色で人それぞれだと思うけど、6つ子の関係性の変遷を見ていくのも好きだけど、6つ子を通して世間の影や闇や悲哀やナンセンスさを感じることも大好きだったんだなぁということを思い出した回でした。
「コスプレ松」と題されて、いつもの軸ではない、何かの役を担った彼らだからこそ表現できるものもあり、やっぱり彼らは役者なんだなぁと思ったりなどしました。
2021-01-21 13:36:47 +0000