東日本最後のチョコレート電車

うきは

1959年からクモハ11を種車に両運転台化改造されたのが鶴見線向けのクモハ12である
合計6両が改造され、クモハ12050~55までと符番された
鶴見線は朝夕のラッシュ時と昼間時間帯の利用率が著しく異なるという特色を持つ路線である
ラッシュ時はクモハ11+クハ16の2連を2ユニット連結して乗客を捌いていたが、
日中はこの2連であっても輸送力過剰となり、そのために単行運転用のクモハ12が必要となった
鶴見線のクモハ11+16は後に72系3連、101系、103系へと更新されていったが、
武蔵白石駅の大川支線ホームが17m級しか使用できず、辛うじて52と53の2両が残された
一時期は大川支線専用であったが、晩年には改造導入当初のように日中閑散時間帯は鶴見線内で広く使用された
引退は1996年。大川支線の運転方法変更(武蔵白石駅ホームを撤去し、通過運転とした)に伴い、
103系が大川支線への乗り入れが可能となった為によるものだった
引退した2両はどちらも21世紀まで車籍を有していたが、52は2006年に車籍抹消、2010年に解体されている
残る53は現在も車籍を有しつつ、東京総合車輌センター内に保管されている

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2021-01-09 09:09:36 +0000