参加企画◇黒き棺の行方【illust/85190055】
◇リュミエトリア 渡し守/ 女性/ 推定30〜40歳/ 170cm
一人称: 私 二人称: 貴方・相手の名前・名前+さん
...ご縁に感謝します (12/18)...
◇+. 永久の夢路 ソーン・スパーチェフさん【illust/85795717】
私 毎日同じことをしていても飽きたことがないの。
だけど 物はいつの間にか壊れてしまうのよね。
うふふ。あの日はうっかりさんだったわ。
「あら。目が開いているわ! 動いているわ!
へぇ〜これが死が完成しないということかしーーあら。あらあら?
……よく わからないけど また目を閉じたいのね。わかったわ」
「“眠る”って 貴方が棺の中で目を閉じていたこと? なら大丈夫よ! 綺麗に拭き取ったもの!
…え? これじゃない? ベッド…? ふむふむ…わかったわ! こうして こうで こうね!」
「そう…目を閉じて休んでいないと人間って死んでしまうの…。
か弱いわね〜!そうよね!こんなにふわふわ柔らかいもの!だから固い棺に守ってもらうのね!」
「怒る…を してほしいのかしら? でも私には貴方を咎める理由が なんにもないわ」
「言われてみれば ソーンのことは ずっとお名前で呼んでいるわね。
きっと ご近所さんには敬意を持っているけど 貴方は なでなでしたいからね!
え? 貴方にも敬意を持ってほしい? うふふ ごめんなさい。それは出来ないわ♪」
お裁縫は楽しいわ。 刺繍も お洗濯も 何かを作るのも。
でも人間に感じている この気持ちは 楽しいとは違うの。
例えるなら そうね。胸の中で甘酸っぱい木苺が弾けているよう。
……でもね? 頭の中が他にも何か言っているの。
たくさん話すから 忘れてしまうのよねぇ。
こんなことは初めて。
やっぱり あの子といると初めてのことばかりだわ♪
「私…貴方のことをひとりぼっちにするって言ったかしら?
飽きて捨てるって そんなことするわけがないじゃない。
大丈夫。 私 毎日同じことをしていても飽きたことがないの。
だから私がーー
(守tt**て**て*****てあげる)
……あら? 何を話そうか忘れてしまったわ。うふふ」
もしも彼女にヒトの顔があったなら
細めた目は 何に飢えていただろう。
微笑む唇は どんな形に歪んでいただろう。
それは だぁれも知らない話。
ガラス片を いくつも踏むような音がした。
ケラケラと鳴るのは 笑い声だった気がする。
◇................
灯りのような頭部をした渡し守。
真白の海に落ちた棺を拾い上げる際 触れた“中身”を欲しいと願った。
淑女のような振る舞いから それなりの年齢を感じるが
今は初めて見る人間を前に 少女のようにはしゃいでいる。
人型の渡し守と人間の何が違うのかわからず 平然と地雷を踏む発言をしていく。
頭部からは 鈴の音のような グラスで揺れる氷のような 不思議な音がシャラシャラと鳴る。
◇................
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交流は短編漫画を まとめ形式で投稿する予定です。
脇役や背景として借りても大丈夫です。
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数年ぶりに企画に参加したため 至らない点があると思いますが よろしくお願いします。
2020-12-16 14:07:46 +0000