【黒棺】トキシカ【人間】

五八
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◆黒き棺の行方【illust/85190055
参加させて頂きます。

◆人間
 名前:トキシカ・モルルネヒネ(Toxica・Morurnephine)
 性別:女
 年齢:19
 身長:156

▶かつて善良で献身的であることに努めた女。己の意義を薬物売買のなかに見出した末に死亡。


 ◆◆(12/5:素敵なご縁を頂きました)
   リゲルさん【illust/85880247

 [わたしトキシカ・モルルネヒネは渡し守リゲルの犯した一度きりの過ちである]


「ごめんなさい、ランタンは壊れていませんか?……黒いかた。あなたは誰ですか?わたしは、わたしは死にきれなかったんですね?ああ、なんてこと」

「悪いようにはしない?いいえ、既にあなたはわたしにじゅうぶんひどいことをした。……でも、仕方がないので、今はあなたに着いて行きます」

「このあと再び死ぬには…すべて終わらせる方法はないのかしら」

「そういえば。わたしはトキシカといいます。どうか覚えて……忘れたらまた言いますから」

誰も己を認識しない道か、目の前の人ならざる者の視界に収まる道か、答えなんて考えるまでもないでしょう。

「あのう、あなたはその馬?が好きなんですか?へえ、そう。生き物を可愛がるかたなんですか。いいえ、あの……少し考えを改めようと思いました。あなたは人間ではないけれど、わたしと同じ心を持つ。わたしは植物が好き、です」

「あなたはよくこうして役割を間違えるんですか?わたしのような死にきれない人間が多くいるんですか?……違う?へえ、そう。私だけなんですか、そうですか」

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「わたし、贖罪の続きなんてしたくない。あなたが終わらせてくれればしなくても済んだのに。どうしてそんなこと言うんですか?嫌、ひどい、うう……」

「掃除に洗濯に食事、どれをとってもわたしがあなたの生活の端々に居るくらいになればいいって思うんです。そうしていないと息苦しいから」

「リゲルさん。いい香りのお茶でしたね。あなたの分にはわたしが作った…その、ね……!を入れたんです。座っていられませんか。わたしの膝を貸しましょうか?」

「視界がぼやけてきて、わたしの声だけはようく聞こえるでしょう?ああ、苦しいですか?あなたは過ちを犯したんだから仕方がないのよ、ねえ。そうやってわたしに毒されて消えない傷が残ればいいの。さあリゲルさん、楽になれるお薬もここにあります。欲しいですか?」

「あっ、あの……ご、ごめんなさい。お、折…?ああ……痛いのだけは……」

たまに悪い事をするのも許してね、あなたは悪い事をしたから。
怒ったような、困ったような顔をされるのは予めわかっているけれど、それも悪くないと思った。その間だけは"リゲルさんに"わたしだけを見ていてもらえる。

もうあなたがいないとダメなんですよ、わたし。


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「救えない人間でいいの。誰かがいないと生きられないのがわたしなんですから。どうしようもなくたってあなたが許してくれるもの、ね。リゲルさん。生きている間は誰もわたしを許そうとしなかったのに、あなたは許してくれるんですね。本当に、とても嬉しいんですよ。ありがとうございます」

「何事もなくあの海を渡っていれば今頃すべて終わっていたはずだったのに。あなたが棺を開けたんです。だから…ここにはあなたしか居ないから、わたしのやりたいこと全部あなたに受け止めて貰ってもいいですか?他の誰でもない、あなたがいいの」

お利口で優しい渡し守の過ちだなんて、素敵じゃない。嬉しくてたまらない。
黒一色なんてつまらないでしょう。この先永遠に一点の汚れが付いたままでもおもしろいでしょう。


 [トキシカ・モルルネヒネは渡し守リゲルの特別でありたい。
 だからわたしは決してあなたを許さない。]

 


◆申請について
容姿や性別問わず、ご縁の方向性は友好的なものから険悪なものまで幅広く考えたいと思っております。
有難くもメッセージを頂いた場合、お返事は3日以内に致します。もし返信がない時はメッセージのトラブルの可能性がありますので、再送頂けますと助かります。


◆交流について
ご縁を頂けた後もpixiv内外問わず何かしら描いたりお話したりしたいので、同じ方針の方ですと嬉しいです。
こちらは基本的にTwitter上でのお話・落書きが多くなりがちですがpixiv上での交流も可能です。ご相談させて頂ければと思います。
(現行で企画の交流を描いている為、漫画交流の場合はお返しに少々お時間を頂くことになりそうです)

問題等ありましたらご一報ください。
どうぞよろしくお願い致します。

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2020-12-02 15:46:03 +0000