自宅警備員よりいい稼ぎですよ♪
…カレンさんはえってぃかったなぁ~。
そういえばずいぶん昔の初期のエピソードで書いたこともあるのですが、幼馴染が女の子がデリバリーでサービスを行う会社に勤めており、そこの事務所で使う新規のパソコンの立ち上げやらExcel等の設定やらを私がたのまれたことがありました。
その時、出勤してきた女性スタッフと雑談ができ色んな話が聞けたのですが、時々思い出すのが「こちらの仕事に対して説教してくる客」と「僕と話だけしてくださいというお客」の話。
お姉さんが言っていたのは、前者は言いたいことを言って、金をはらってくれるのだからむしろ「罵声を含めたそういう特殊な遊び」の仕事として1回だけと割り切ることが出来るとのことなのですが(ちなみに昔描いた話では、この叱ってくる客のネタを掘り下げてました)、後者のパターンが面倒になる事が多いとのこと。
そういう人は早い時で3回・気の長かった時でも10回で「あなたの事を好きになった。付き合ってほしい」といいだしてくるというお話でした。
当時恋愛経験もまともになく、女性に対して自分からまともにアプローチする方法もわからなかった私は、そのお客さん達に自分を重ねながら聞いており、ドキドキしながらお姉さんに「どうするんですか?」と聞いたのを覚えています。
その時のお姉さんの答えは、笑いながらの「絶対に断る。というか、最初からそういうこと言い出した時点で私は怖いし引いてるというもの」でした。
お姉さんいわく、話をしたいだけと言いながらも相手のやりたいこと・私とどうなりたいという到達点がこちらに透けて見えており、それを『隠そうとしているかっこ悪さ』がどうしても気に入らないとのこと。同時に、自分本位な思い込みの激しさが「僕の純愛を馬鹿にしやがって」となりそうで怖いとのこと。
「もうここまで来てるんなら、最初から『そういうプレイにして頂戴』と追加料金なりを払っていってくれる方がよっぽどマシ。普通通り対応できるのに。」そんな風に言われて衝撃を受けたのを思い出します。
今にして思えば、このエピソードって人生の縮図だなって思うんですよね。
説教してくるお客さんにしろ、話だけしてくださいっていうお客さんにしろ。そしてお姉さんの考えにしろ。
振り返ってみれば、こういう細かいのが積み重なって今の自分に繋がってるとは思いますねー。
2020-12-01 09:19:55 +0000