こちらの企画に参加させていただきます。
黒き棺の行方【illust/85190055】
◆シャルルロッテ・ジェーン◆
= Ciarrlote・Jane =
齢16にして斬首刑に処された貴族の娘。
非常に愛らしい外見で彼女を寵愛する者は多かったが、苛烈な性格から敵も多く、反逆罪で牢に入れられ処刑される。
全くの冤罪であったが、断頭台に登った彼女は命乞いなどせず、野次を飛ばす群衆を微笑み一つで黙らせ、最期まで美しくあった。
生前愛していたものはチョコレートと家族。
12/7 素敵なご縁をいただきました!
ディーゼル 様【illust/85953138】
「首を刎ねられたのよ?脚くらいどうってことないわ。吹き飛ばしてご覧……なぁに?ハッタリ?ふぅん……意外と可愛いこと言うじゃない。くすくす……」
「シャルルロッテ。いい加減覚えて頂戴……言いにくいなら、シャーリィとか?あぁ、シャーと呼ばれたこともあったわね。家族には……ちょっと!聞いてるのかしら!不敬よ!……あなたが呼ばないのならあたくしも呼ばないわ、フン」
「あなたねえ、どれだけの貴族があたくしを求めたと思っているのよ。美しいと思っているのならもっと、宝石を扱うように……丁寧に、大事になさい!全く、どこの馬の骨ともわからないお伽噺があたくしを手に入れるなんて……」
「花は大好きよ。特に薔薇が……あたくしのように煌びやかで美しいでしょう?……そういえば、貴方の瞳。最初は血のようだと思ったけれど、深紅の薔薇とおんなじね。なかなか素敵じゃない」
「ならばメイドを雇いなさいな。それとも飼い犬に掃除でも覚えさせようかしら?でも、あの子はあなたと違って可愛いから、そんなことをしたら可哀想ねえ」
「あら、他と比べたら斬首は綺麗な方よ。首以外は傷一つないでしょう?馬に括りつけられて町中引きずられたり、車輪に四肢を縛られて、それから……
もういい?アハハ、つまり、あなた運が良かったのよ?棺を開けて出迎えたのがあたくしのような美しい死体で良かったわねえ」
「常世の国……?もう、そんなの初めからどうだって良かったわ。あたくしは瑞々しく透き通ったまま永遠を過ごすのよ。有象無象の愚民共みたく、しわがれて醜く老いることもないの……だから、べつに、あなたの事嫌いじゃ……」
♰♰♰
「ディーゼル、あれからどれ程時が経ったの?永遠だった気もするし、瞬きするほんの一瞬だった気もするわ。あたくしはまだ、あなたにとって美しいままかしら。……ふふ、なら、いいの」
「あたくしが教えるばかりじゃなくてよ。教わった事もあるわ。……ええ、素敵な事よ。こんな気持ちは初めてなの。……もう少し、もう少ししたらあなたにも伝えるから……待っててくださる?時間は無限にあるのでしょう?」
親愛なる家族へ。あなたたちの愛したロッテリータは、常世より、冥界よりうつくしい場所へ堕ちたのだわ
♰♰♰◆申請についてお相手さまの性別、年齢、恋愛の有無は問いません。お互いの相性を重視できればと思っております。
交流はpixiv上で。あまり頻繁な交流はお約束できませんが、成立記念のイラストは描かせていただきたく思っております。ありがたくも申請いただいた場合、3日以内には返信いたします。
※なにか問題ありましたら、お手数ですがご一報くださいませ。
キャプション随時編集中……
2020-11-30 15:17:56 +0000