ージャミラ登場ー
宇宙に飛び立った一人の男。
しかし、その消息は絶たれ少しの年月がすぎる。
ある時、少女・カレンは大きな何かを見たと母に言うも信じてもらえない。
カレンの父親こそ宇宙に消えた男の娘である。
「パパが私を呼んでいる。」
少女は夜の闇を駈けた。
宇宙の行方不明者の名はジャミラ・ミラー。
カレンはジャミラが帰ってきたと言い張りどこかへ行った。
そこで、ジャミラが幼いカレンをよく連れて行ったという場所に向かうヤングとカイ。
その頃のカレンはそこで人さらいに巻き込まれかけていた。
そこに駆けつけた2人だったが彼ら以上に強い意志で立ち向かったのはジャミラ・ミラーだった。
ジャミラ・ミラーの感情の昂りから彼は巨大生物・ジャミラとなった。
暴走するジャミラに気を取られている隙にカレンは攫われてしまった。
W.I.N.E.R基地内ではジャミラが敵か味方かの論争が行われていた。
大きなからだで暴れる彼を敵というサンダース。
しかし、娘のために暴れたと言うヤングとカイ。
怪獣退治に背いたとして停職処分を言い渡され、自由行動を命じられた2人。
ジャミラの体からは多くのチタン反応があったというカイの証言から探査機を使ってジャミラ探しを行う。
すると言う通り、チタン反応が強いところにジャミラはいた。
しかし、彼は体のほとんどが怪獣に侵食されていた。
そこへカレンを攫った組織も現れた。
その組織とはW.I.N.E.Rの上層にあたる大佐が率いたものだった。ジャミラの体を研究し、征服の道具としようとしていた。
父の思いを薄く残しながら、怪獣・ジャミラは暴れ出す。
ウルトラマンパワードは果敢に立ち向かう。
娘の叫びに動きを止め、ウルトラマンに自分を殺すよう頼むジャミラ。
わずかに残された人間の心から取った勇敢な行動。
その思いは娘・カレンにも伝わり、彼女は父が怪獣になった理由を調べるために将来は宇宙飛行士を目指すと誓った。
2020-11-29 07:41:32 +0000