1年ぶりの…?

ヒバリックス

一方その頃
同じく、タイちゃんギンちゃん・本店にて…。
 
 
 
 
「もぐもぐ……」
「ゴリラ……もうタイムアップだぞ?大丈夫か?」
「おっ……そうか……」
「いやー、久々に私も本気を出したな……このデカ盛りカレーが最もフードファイトに適した料理だと思う……」
「やっぱヒグマさんには敵わないな……制限時間内はもちろん、いまだにデカ盛り完食できないし……」
「……ゴリラ、一つ聞きたい」
「ん?なに……??」
「このデカ盛りカレーを食べていて、何か感じたことはあったか?」
「えっ、えーっと……当然だけど量が多いなーって……」
「……そう、正解だ」
「えっ……?正解……??」
「私も思っていたんだ、いつものデカ盛りカレーとは違う、と……」
「ほっ、本当に量が多くなってるのか……??」
「従来のデカ盛りカレーの総重量は2.5kgだが……このデカ盛りカレーの総重量は5kgだ!」
「なにっ……?にっ、2倍も増量してるのか……!?」
「何せ今回はデカ盛りのアニバーサリー企画!タイリクオオカミも随分と思い切ってるぞ!」
「すごいな~……タイリク店長……」
「あと、ゴリラ……」
「ん?なに……?」
「完食こそ無理だったが、従来のデカ盛りに相当する量はしっかりと食べてるぞ?皿を見てみろ……」
「あっ、たしかに……半分以上は食べてるな……」
「このクラブ活動の成果が実ったという証拠だ!“最強”に一歩近づいたな!」
「いやー、ヒグマさんにそこまで褒められるなんて……なんか照れるな……」
「あとはこのカレーを、制限時間内に完食できれば怖いものなんてない!」
「そっ、そうかもしれないね……少しは自信ついたのかも……」
「とりあえず、胃薬でも飲むか?」
「うん……貰っておくよ……」
「去年、お前から勝負仕掛けられた時も、こうやって胃薬を渡したな……“金輪際ヒグマさんの前には現れない”って言ってたの覚えているか?」
「言ってたっけ……言ってたかも……」
「あっ、そうだ……ゴリラが言ってたその“願い”って結局なんだったっけ?」
「えーっと……アレだよ、“ヒグマさんの弟子にしてほしい”って内容だよ……」
「あっ、思い出した!そう言ってたな……何もわざわざ勝負しなくても良かったじゃないか……アハハ……」
「そうだね……アハハ……」
(本当はキンシコウさんとの交際を認めてもらう為に挑んだけど……1年以上経った今でも諦めきれないな……何としてでもヒグマさんに勝つ……!!!)
 
 
 
「デカ盛り挑戦してくれるなんて嬉しいね!あっついバトル見させてもらったよ!」
「おお、だったらセグロジャッカルも私と勝負してみるか?」
「あれ?そういえばさ、ヒグマってフードファイター引退したんじゃなかったっけ?」
「デカ盛りアニバーサリー期間中だけは復活しようと思ってな……バトルできるのは今だけだ!」
「やりたい気持ちも山々なんだけどさ~、ボクがヒグマに勝てるわけないよ~……」
「この期間中だけはいつでも待ってるぞ!何なら2対1とかでも構わない!」
「あっ!じゃあ2号店の方でやろうよ!」
「2号店って……辛口カレーの2号店か……??」
「うん!ちょうど2号店ではハーフアニバーサリー企画で、激辛グルメ祭りやってるんだ!勝負するならあの店でやろう!」
「待ってくれ……私は辛い料理が……」

#Kemono Friends#Brown Bear (Kemono Friends)#ゴリラ(けものフレンズ)#セグロジャッカル(けものフレンズ)#フレンズ食道楽シリーズ#traditional

2020-11-26 21:02:26 +0000