ものと☆ポラリスの英雄歌【illust/80979654】
引き続き参加させていただきます。
☆名前：ハーシェル
年齢：20歳(外見15歳) 性別：男 身長：170cm
所属国：翠才国 総ポイント：125pt
運命数：【0】
先代による設計で、極端に感情に乏しい天文学者。
『事象の終わり』を観測するよう設定されているが、自分に定義されていない『感情』や『人との縁』にも興味がある。
先代 父：ミラク(故人)【illust/85134664】 総ポイント：50pt
先代婚姻相手 母：Spica様【illust/84889743】
兄：Antares様【illust/86445310】
☆種族【望遠の機械人(テレスコープ)】
星の光を媒介に、様々な事象を観測、記録する能力を持った種族。
特殊な血液と頭髪、機械化した身体部位が特徴。
機械部分は星座にまつわる姿になる。
その他引き継ぎ種族は【novel/14310768】参照。
★素敵なご縁をいただきました★
リシア・ヴィヴ様【illust/85698430】
その日はたまたま、終の天文台に帰っていた日だった。
迷い込んできたのは小さな少女。大きな目を輝かせて天文台の中を見て回る彼女が、まるで何か不思議な小動物のように、僕の瞳には映った。
「珍しい客人だ。用件は？…僕？僕は『詠星の観測者』、名をハーシェル。ここは僕が管理する天文台だ。それで、君の用件は？」
「確かに、僕には膨大な記憶があり、学者としての知識も、旅先での経験もある。君の欲するものと一致するかは分からないが、僕に教えられることであれば答えよう」
そうして始まった勉強会。
学園での勉強で分からなかったこと、そもそも学園では習わないような特殊な知識や体験談。僕に答えられないことはなかったが。
知れたことを喜ぶ彼女の姿、表情…。僕には理解するのが難しい。
「君は顔がよく変わる。身振りや声音も。それが感情？僕には分からない。だから僕は知りたい。今度は君が『先生』になる番」
時に立場は逆転し、少女は僕の先生となる。
拙いながらも一生懸命に教える彼女。僕にとっては難解、けれどもとても興味深く、引き込まれる授業。
「嬉しい時は笑う。笑うとは、目を細めて口角を上げる表情…。リシア、こんな感じ？……できていない？難しい…」
「僕は目の前で朽ち果てるミラクを…父という存在を見ても、何も思わなかった。こういう時は…悲しい？涙を流すもの？僕には理解できない」
そもそも定義として存在しないものを理解するのはとても難しい。一朝一夕に習得できるわけもなく。
いつしか終の天文台には毎日明かりが灯るようになり、僕は少女が扉を開けて入ってくるのを待つ。それが習慣となっていた。
互いが互いの『先生』である時間を積み重ねるうちに、小さな少女は美しい女性になった。
僕の表情は、感情は…少しずつ、ぎこちなく、動き始める。
「君は日々成長している。それは外見であり、知識や学習であり…。僕の授業がどれだけ君の役に立つかは分からないが、『ひとを幸せにできる魔女』…君の目標が成就すると良いと、僕も思う」
「リシア、今日は学園でどんな出来事があった？聞かせてほしい。…そんなに僕の顔を見てどうした？笑っている？今の感情は…楽しい？そう、君と話すのは楽しい、だ」
「リシアのことを考えると、心臓のあたりが温かくなる。これは…愛？…そうだ、僕はリシアを愛している。僕に感情を教えてくれた唯一の人。誰かを愛するのなら、それは君が良い。君しかいない」
「僕は『家族』を知らない。きっと家族はいたんだけれど、そう認識する前に皆いなくなってしまった。だから君に、今度は家族を教えてほしい。僕はリシアと家族になりたい」
君の瞳に映る僕は、どんな顔をしているだろうか。
ちゃんと笑えているだろうか。
伝わっているだろうか。
僕の中には、君が教えてくれた『幸せ』が満ち溢れていると。
これからは君と一緒に『幸せ』を紡いでいきたいと。
★★★
☆婚姻・申請について
婚姻が成立した場合、来期開始時点で当キャラは故人となります。
所属や運命数に条件はありません。
断絶の際は、お相手様と相談の上、女神の奇跡使用も可能です。
希望する関係を具体的にお聞かせいただけると嬉しいです。
相性重視の上、素敵なご縁がありますように。
メッセージの返信は極力即日返信を心がけますが、３日程お時間頂く場合がございます。
それ以上経って返信がなければ不着の可能性がありますので、お手数をお掛けしますが再送していただきましたら幸いです。
☆キャプションは随時更新。不備等ありましたらメッセージでご指摘お願いします。
2020-11-21 13:17:11 +0000