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黒紀翼「興味の箱の中身が溢れた、ただそれだけのことよ」
♦黒き棺の行方【illust/85190055】に参加させて頂きます。 ※R15です。
♦ガーネット -Garnet
♦(外見)18歳/157cm ♦Female(女) ♦渡し守
♦一人称：私 ♦二人称：アナタ/～さん、呼び捨て
「このことに恨みたければ恨めばいい。私がしたこともしたことよ」
♦淡泊な印象を受ける、少女然とした渡し守。見た目の通り淡々と喋り、表情を変えることも少ないが口数は多い。
好奇心が旺盛であり、今回のこともそれが生じて。結果的に思うところはあれど、知的好奇心が勝ってしまう。そのため、不意に質問が生まれると構わず投げかける。
パッと見では人間と相違ない様をしているが、その手袋とブーツの下の手足は青白く、体温が極端にないに等しい。
♦(12/6)素敵なご縁をいただきました！
オリヴィエ・モランさん【illust/85793975】
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それはただの好奇心。棺の中の人間はどうなっているのかという興味。
幾度と、幾霜と繰り返す棺を送る役目の中で芽生えた、積もりに積もった疑問。
興味の箱は満たされるだけにとどまらず、溢れてひとりでに蓋を持ち上げるに至った。それだけ。
棺を開けて目に入ったのは、艶やかな髪に白い肌、身なりの整った綺麗な──少女。
どんな経緯の人間が棺に収められているのかなど知るよしもない。ただただ、開けたのがこの棺だっただけ。
「オリヴィエ、アナタは私と同じような女性的な格好だけれど女の人なの？」
渡し守の中には一目で性別が分からない者など多いのだから、人間もその通りかどうかも分からない。
率直な問いかけに彼女は笑って胸を張って言ったのだ。なんでも似合うから気にしていないと。つまり、“彼女”は“彼女”なのではなく、“彼”らしい。
「私の瞳を見て黒曜石と言ったわね。オリヴィエは宝石が好きなの？ だとしたらアナタの瞳はアメトリンかしら」
彼はこちらの質問に笑ったり、自信満々に考えて答えてくれる。それは私の好奇心を満たしてくれる。
「人間はどう暮らしているの？」「人間は食事や睡眠が必要なようだけれど、オリヴィエはどの程度、必要なの？」
溢れ出る問いかけに答えてくれる誰かがいる。渡し守同士でしても解決しない「人間に関する」疑問。
「本を読んで、愛称というのを見たわ。オリヴィエ、アナタにもそういうのがあるのでしょう？
私はガーネット。宝石の名前。オリヴィエ、アナタの名前はオリーブという呼び名も持つのでしょう？
アナタがガーネットと私を呼んで、私がアナタをオリーブと呼べば、物の名前同士で似てると思わない？」
呼び名なんて本当はなんだっていいはずなのに。棺を開けたのも興味の一つだったのに。
呼び方を変えたいと思ったのは初めてで、それにどう反応するか見たいと思ったのも初めてで。
ともに何かを知りたいと思ったのも初めてで、目の前にいる人物だから「知りたい」と思ったのも──初めてで。
「オリーブ、私はアナタに不思議な感覚を抱いているの。これはどういう感情？
憎いとか、嫌だとか、そんなマイナスなものじゃないわ。アナタの棺を開けたことが必然だったのではないかと、そう思うような……
本当はどこか、アナタに呼ばれたから開けたいと思ったのではないかと勝手に抱いているような、そんな感情。」
「アナタに対して抱くこの感覚を“愛情”と呼ぶの？」
私と違って色んな表情を見せるアナタの姿を近くで見ていることを「好き」だと思っているのかもしれない。
そういうのを肯定できるほど、感情の理解度は浅くて本当にそうなのかどうかは分からないけれど。それでも、きっと、
「棺を開けることはしてはいけないことよ。けれど、オリーブと出会ったことは私の運命なのね」
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♦申請について
年齢・性別問いません。関係性も好意的でも嫌悪的に扱われるのでも問題ないと思います。
こちらからはどのように扱われても基本的に「聞きたいことを聞ければいい」と思っているので、質問さえできれば相手の距離感に合わせます。質問だけは返答がなくともします。
ありがたくもメッセージを頂けた場合、即日～2日以内にお返事させて頂きたいと思います。
それを過ぎても返事がなかった場合、エラーを配慮して再送して頂けると幸いです。
♦外部ツールについて
Twitterしてます。鍵をしたままが多いです。ツイッターに絵を上げていることが多いです。
交流もこちらでのやりとりが不安定になるため、ツイッターでもお話できたり絵を出させていただけるとありがたいです。
「終わりを終わりのままにしなかった私が憎らしい？ 憎いならば、その感情はどういうものなの？」
(最終：12/9) その他不備があった時もメッセージでお知らせ下さい。
2020-11-20 17:17:31 +0000