【黒棺】フィガロ【渡し守】

dani助@ブコメ後ほど
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開催おめでとうございます
黒き棺の行方【illust/85190055に参加させていただきます
 

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フィガロ/13歳/140cm/渡し守/

一人称:おれ フィガロ
二人称:貴方、〜さん お前、名前呼び捨て

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二重人格の渡し守。
表の人格は人懐っこく優しいが裏の人格は粗野できつい性格をしている。
表は裏を認識できないが裏は表を認識できる。

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素敵なご縁をいただけました…!
ユーイン・バートレットさん(呼び方ユーインさん/ユーイン)【illust/85855244

ほんの、ほんの好奇心で開けてしまった棺。
ああなんてことだ!まさか自分より幼い子が入っているなんて!
なんて悪いことをしてしまったのだろうか、なんと謝ればいいんだろうか。
そんな感情を抱きながらも、なぜ、どうしてこんなに若くして死んでしまったのだろう。その人生は?その感情は?あっという間に好奇心が頭の中を支配してしまった。

「…貴方………歳は?どんな死因でしたか?どんな生まれでしたか?その身なり…貴族の方ですか?………あっ!!すみませんいきなり!え、えと…はじめまして。おれは渡し守のフィガロです。突然ですが貴方は常世の国へは行けなくなってしまいました!ごめんなさい!」
「おれ、歳下の同性のお友達はじめてです!嬉しいなあ…男同士、気軽に何でも話してくださいね!」


(馬鹿だな、人間と友達になれるわけないのに。いいさ、こんな小さな人間、どうせフィガロが出ていったらさっさと逃げるだろうし今は好きにさせておこう)


フィガロ、愚かなフィガロの主人格。謝ったって後悔したってどうにもならないのに。
常世へ行けないことを知ったこの人間はひどく落ち込んでいた。
必死で謝るフィガロを宥め、もういいよ。なんて言ったけれどどうせ心の中ではフィガロを責めているに違いない。
さて、こいつはいつフィガロみたいに本性を表すのかな。

優しいユーインさん、きっととてもつらいことなのにおれを許してくれた。
何だかとても仲良くなれそうな気がする。
ユーインさんについて色々知りたいな!

「ユーインさん!ユーインさんの家族について教えてください!………うん、うん?母親の違う姉?家族というのは自分と血縁関係のある人間達のことを言うんじゃないんですか?」
「あ…え…お、おれ、聞いちゃいけないことを…?ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」
「…辛かったことを話させてしまってごめんなさい。でも大丈夫です。貴方に嫌なことをした人間もここには来れない。これからどうしたらいいかはわからないけどゆっくり2人で考えましょうね」
「おれのこと、ですか?わぁ!そんなこと聞かれたのはじめてです!えっと、えっと何から話しましょうか…ふふ、嬉しいなあ!」


ユーインさんと話す度に知らなかった世界が広がる。楽しい!
きっとこの世界のことも、お互い知らない同士どんどん知って違いを楽しんでいける。
棺を開けて居たのがユーインさんで良かった。
どうか一緒に居られる時間が長くありますように!

「?どうしたんですか?改まって…」

「…おんな、の、こ…?………えええ!?そ、そうなんですか!?お、おれ、全然気が付かなくて…う、うわあああ…ごめんなさい今までいっぱい失礼なことをしちゃいました…うう…」


ああどうしよう、怒っているかな?もう一緒にいてもらえないかな?それはすごく嫌だ………

女?こいつ、ずっと嘘をついていたのか。許せない!
でも女なら簡単だ。フィガロが少し怒鳴ればびびって逃げていくぞ。主人格と一緒の油断してる時に…
…油断?ああなんでだろう。そんな、気を許されて思ってしまったんだろう。
まあいい。どうせこれでお別れだ。

「…おい、女。ユーイン!お前、女なのにずっとフィガロに黙ってたなんてどういうことだ?どうせフィガロを傷つけたかったんだろ?」
「この嘘つきめ!フィガロが気が付かなかったのをずっと嘲笑ってたんだろ!最低だ!」


「…?あれ、おれ、今何を…?ユーインさん!?どうしたんですか!?何があったんですか!?…今日はもう寝ましょう?おれは椅子を使うから貴方がベッドを使ってください。大丈夫。本当は渡し守は寝なくても平気なんですよ。」

簡単だと思った。きっとフィガロが気がついたときにはきっとどこか遠くへ行っていると思ったのに。
あろう事かフィガロと話をする気なのか
馬鹿だな、フィガロと話したってなんにもならないのに

「…フィガロはずっと一人だ。フィガロはフィガロがいるからフィガロなんだ…別に、わからなくていい。それだけ」
「フィガロに話したいことなんてない。フィガロはずっといる…教えることなんてない…ないんだ何も…」

「…ユーインさん?…すみません、昔からあるんです。いつの間にか話がこじれてることが…ううん、昔からある、で終わらせちゃダメですね。」
「ごめんなさい、きっと貴方を傷つけてしまった。こんな自分を分かってもらえるかどうかわかりません」

「でも、おれは貴方が大事です。だからきっとおれが知らないおれもきっと、貴方のことが大事ですよ。」


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何か問題などありましたら御手数ですがメッセージ等で連絡をお願いします。

キャプション随時編集

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2020-11-20 15:01:20 +0000